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福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

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温かいものを出せる喜び

今もまだ水道が使えない状態の地域があります。



僕のブログでもそうですが、被災地の情報などが伝えられている時、その情報がいつのものなのかというのを、まずはしっかりと確認して欲しいと思います。以前にも書きましたが、被災地の状況は目まぐるしく変わっていくので、必要な支援や物資も変わります。

今から書くことは2月17日までの状況です。

目まぐるしく変わるとは書きましたが、今も変わらずに困っていることは、水道が使えないという事です。そんな中で、温かいものを食べてもらうにはハードルがたくさんあります。

僕が1月に珠洲市に向かった時は、とにかく温かいものを出す事を優先してたので、湯煎で出せるご飯パックや惣菜を出せるように準備していました。車の中はご飯パックとレトルト食品の他に常温保存の出来る惣菜、クラーボックスには氷と冷蔵保存の惣菜を買い込んで向かいました。

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現地では、温かい汁物を添えて出せるように準備をしていました。

湯煎のための水は飲料水でなくてもいい(とはいえ浄水設備を通した水です)のだけれど、汁物に使う時はペットボトルの水を使用してました。

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食事でもしっかり水分を摂ってもらうように、たくさん水を使っていました。

洗い物でも水は使うのですが、飲み水は貴重なので、湯煎に使ったお湯を利用して洗い、最後にすすいでアルコール消毒という手順です。もちろん、固形物は流さないようにザルであげて、油もグリストラップという設備を使用していました。その設備は、現在も使ってます。

とにかく後片付けに時間がかかります。そしてすぐに次の日の準備をしますが、物資が入ってこない(足りない)事もあって、その日にある物で、炊き出しを担当してる人たちがメニューを考えていました。

炊き出しを提供する上で一番大事な事は、継続的に届けるという事です。この記事にもあるように、炊き出しの調整(マッチング)は、とても大変で、珠洲市の炊き出し調整をしてるPBVのメンバーは、ずっと電話で喋ってました。

ここまでは1月に僕が行ってた時の炊き出し活動の流れでした。そして、ここからは2月の状況です。


今回、大きく変わっていたのは、炊き出しがセントラルキッチン方式になってた事です。いわゆる給食センターのように1箇所で大量調理をして、それを分けて避難所や小学校に届けるという方法です。

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写真:鈴木省一

さらに、セントラルキッチン方式になって出来る事が大きく変わりました。

ご飯は、パックご飯ではなくお米から炊けるようになり、肉や野菜を煮てシチューを作ったり、惣菜を小分けにしたり、あたためるというだけでなく調理ができています。温かいモノを届けられるシステムが、少しづつ改善しています。

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写真:鈴木省一

今は3箇所に温かい食事を届ける事が出来ています。

もちろん設備が万全ではない事や、僕を筆頭に大量調理のプロフェッショナルのボランティアばかりではないので、アツアツ&ホカホカの状態ではないけれど

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写真:鈴木省一


保温ケースに入れて運んだり、汁物だけは食べる直前に配膳したりと工夫する事で、温かい状態で食べてもらえています。

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また、調理をして真空パックで送るという支援をしてくださってる人たちもいます。

ソウルフラワーユニオンの伊丹英子さんは、京都で炊き出しチームとともに、定期的に調理したものを真空パック&冷凍して送ってくださってます。珠洲市に この状態まで調理して送ってもらえるのは、 ものすごく助かります。

避難所の皆さん、そして小学生たちにも、お昼が楽しみだと喜んでもらってるのですが、それ以上に届ける側も温かいものを届けられる喜びを感じています。ただ、もう少し人手があれば、さらに多くの温かい食事を届ける事ができます。

東日本大震災の時も、早くからセントラルキッチン方式で避難所や在宅避難の人たちに温かいモノを届ける事が出来ていました。それは、多くのポランティアが被災地に向かった(向かうことが出来た)事が大きかったように思います。

今回の被災地である能登半島へのアクセスは、東北地方や熊本へのアクセスよりも道路の状況が悪く、また向かうルートも少ないという事があるとは思いますが、もうひとつは、現時点でのボランティア活動に対する理解が広がっていない事もひとつだと思っています。

少し前まで、『道路状況を考えたら、まだ行くべきではない』という論調があり、それはもちろん理解できるのですが この記事にもあるように 今もその論調が残っていることや、SNS上で批判を受けることへの萎縮が影響してるんじゃないかと思うのです。

被災地へ向かう時の最低限の装備や滞在期間を自己完結できる食料を用意できれば、自分の判断で動いて欲しいと思うし、何度も書いてると思いますが、決して被災地に足を運ぶことだけがボランティアではないとも思っています。

最初に戻りますが、今、自分がキャッチしてる情報がいつのものなのか、今の状況はどうなのか、そして、自分には何が出来るのかを考えることが、これからの長い支援に繋がっていくのだと思います。

1人の100歩より、100人の1歩。

あなたの出番は、いつ、どんなカタチでしょうか?

| 防活・減活のススメ | 19:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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