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福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

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トイレ問題は解決出来る?

災害が起きた時、まず最初に困るのは『水や食料』の確保ではなく、トイレです。



地震や水害など水が止まった時点でトイレを使うと、当然出した排泄物が、そのままトイレに残ります。次の人は、その状態でトイレをするか我慢するかという選択になります。

こちらの記事 『なぜ繰り返す?被災地のトイレ問題』 にも書いてありますが、被災地でのトイレ問題は『水洗トイレが使えない』事を前提に考えないといけないのです。

去年のブログ (『災害時のトイレ事情②』) で書いたマンホールトイレは、主に地震の時に活躍するはずでした。

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画像をクリックすると大きくなります。(国土交通省のHPより)

manholetoire2.jpg


今回の能登地震では、マンホール自体が液状化などの問題で隆起してしまっていたので、能登半島の市町村にどれぐらいマンホールトイレがあったかは分からないけれど、おそらく使える状態ではなかっただろうと思います。

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道路にあったマンホールの多くは、この状態になってました。(写真:鈴木省一)


最初に戻りますが、排泄物がトイレに残っていた場合、次の人は、その状態でトイレをするか我慢するかという選択になります。多くの人は、その状態を目にしたら、1回扉を閉じるだろうと思うし、僕も扉を閉じて別のトイレを探した経験があります。

こうして閉鎖されたり使えなくなるトイレが多くなり、結果的にはトイレを我慢しようという心理になっていく人が増えていくのだと思います。

リンクを貼った記事にも書いてありますが

被災直後に簡易トイレを設置できるかどうかがポイントで、流すことが出来なくても、排泄物が残っていないトイレを保ちつつ仮設トイレの設置まで持ちこたえれば、かなり環境は改善されます。逆に初動対応が出来ないとトイレの環境はドンドン悪化していきます。

災害が起きた時の初動対応は、簡単ではないと思いますが、このトイレ環境を日常に近い状態に保つ事が、災害が起きた時に乗り越えるべき大事な課題のひとつだと思います。

現在の能登半島の各地で多くのトイレカーを見かけます。とても快適に使えるトイレカーが、全国から能登半島に配置されました。 これは、東日本大震災の時より、かなり改善されたと思います。

ただ、珠洲市の社会福祉協議会の駐車場に、南あわじ市からの最新式のトイレカーが来たのは、おそらく1月8日(7日朝に南あわじ市を出発してるので)だと思うのですが、発災から1週間が経っていました。

202401150102.jpg

その間に多くの人が、トイレで体調を崩していたと思います。

全国からトイレカーが来るには時間がかかる事や、今回のように孤立した地域や避難所がたくさんある、また、避難してる人の人数が多いなど、まだまだトイレが足りていません。そして、在宅避難してる人が、避難所の仮設トイレを使いにくいなどの問題もあります。

17日に珠洲市の道の駅『すずなり』で、大量の簡易トイレを用意して配布したのですが、あっという間になくなってしまいました。すでに1ヶ月半が経っていたのにトイレに困ってる人がたくさんいるという事だと思います。

なかなか簡単ではないだろうと思いつつ、マンホールトイレを、下水道管がなくても設置出来るように出来ないのかを考えました。

マンホールトイレの仕組みは、こんな感じです。

スクリーンショット 2024-02-21 21.35.43

国土交通省HPより

もちろん水洗式で流せるというのは大事だとは思うけれど、下水道が使えないと、宝の持ち腐れ、いや、マンホールトイレの持ち腐れです。

いわゆる汲み取り式のマンホールトイレを、避難所になる小学校に備えておき、災害が起きた時は、トイレカーが来るまでの期間、そちらを使い、その後汲み取ってまた使えるようにするというのは出来ないのかと思います。

また、学校のトイレ(例えば職員用トイレ)をバイオトイレにしておくというのはどうでしょう?

もちろん、避難する人の人数が多いと処理能力は超えてしまうと思うのですが、まず最初の人の排泄物をなんとかする。そしてその後は、備蓄してる簡易トイレを設置するというのが、災害時のトイレ環境を少し改善するという方向にいかないでしょうか?

そんなモデル校を、東京都さん作りませんか?

トイレカーの課題は、足が悪い人や高齢者の人が階段を上らないといけないというのも、マンホールトイレだと、かなり解消されます。

日常に近い状態を作ることが出来れば、災害関連死という助けられたはずの命を失わないことに繋がると思うのです。

| 防活・減活のススメ | 11:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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