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福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

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災害時の外国人対応

暑いですね。東京は暑いですよ。なんかマズイ暑さです。



けっこう前から言われてますが、日本は亜熱帯化に向かってるようです。ゲリラ豪雨が増えた事や、強い台風の割合が増えている事、生態系も変わってきてデング熱を媒介するとされるヒトスジシマカの分布域が広がっているとも言われています。

そんな暑い本日、道を聞かれました。

どちらかというとコミュニケーションは得意な方なので、聞かれた場所を知らなくてもなんとかしてあげたいと思うタイプだし、電車内で乗り換えを聞かれた時は、少し複雑だったので乗り換え口まで送って行った事もあるのですが、本日は、道でも電車でもなく、道を聞かれました。

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場所は喫茶店の店内です。(写真はイメージで、実際は3人組でした)


なかなかないですよね、お店の中で道を聞かれるというパターン。しかも、北海道の道。

ちょっと訳あって、Google Mapで北海道の地図を見てまして、富良野から小樽までの距離を調べて北海道のデカさを再確認してたんです。

スクリーンショット 2023-06-29 15.17.49

パソコン画面はコレでした。(Google Mapより)


きっと彼らの座席から僕が北海道の地図を見てたのが見えたのでしょうね。「わたしたちは北海道に行きます。あなたは北海道の人ですか?」と英語で聞いてきました。そして、道を尋ねられたのですが、さすがに道は分からない・・・けど北海道には詳しいよ。となり、喫茶店で1時間ほど喋りました。

彼らは行き先を北海道と決めてましたが、北海道のどこにするかを決めてなかったので、富良野を推しておきました。

ただ案の定、富良野と函館を1日で回ろうとしたり、知床にも行きたいと言ってたりという『日本人の北海道あるある』に見事にハマってました。

そりゃあ、アメリカよりは小さいけど、そんなにちっちゃくないよ、デッカイドーは。でもまぁ、行けちゃうと思うんだろうなぁ

sekaichizu.jpg

日本をこれぐらいって思ってたら。


結局、東京の喫茶店でアメリカ人に富良野のアレコレを教えるという、すごくレアな体験をして別れましたが、彼らはずっと「旅行会社の人ならツアーガイドをやってくれないか?」と言ってました。

ものすごくフレンドリーに喋っていたけど、たぶんあいつら30代前半だ。いや、全然いいのだけどね。彼らとの写真を撮り忘れたのが残念で仕方ない。

初めましての外国人と平時に喫茶店で楽しくお喋りするというのは、得意不得意はあるにせよ、ものすごく大変というワケでもなく、それは、共通言語(今回は英語)で話ができるからだと思うのです。


以前、災害時に外国人が困る事をブログ(『多言語支援センター』)に書いた時に3つを挙げました。まず『災害に対する知識の問題』そして『言語の問題』あとは『文化の問題』です。

なんとなく食事も含めた文化の問題が一番タイヘンだろうと思ってましたが、今日3人と喋って、実は『言語の問題』が一番タイヘンなんじゃないかと思いました。話してる事が分からないというのが、とてつもないストレスになるのではないかと。

逆に言えば「自分の言語で話ができる」「周囲の日本人とのあいだをつないでくれる人がいる」 という安心感を提供することで、いろいろと解決出来るんだろうなと思いました。


そんなワケで、もしも今日会った3人が、北海道(富良野)にいる時に大きな災害が起きて、短期間でも避難生活をしなければいけなくなったらと思いながらコレを書いています。

日本語が話せないと(母国語を話せる人がいないと)避難所のルールや生活習慣を理解するのが難しいし、必要な情報を得るのが難しくなります。また、交流が難しいと孤立感や疎外感を感じてしまうことになります。

災害時に外国人への対応では「ストック情報」と「フロー情報」が大切だと言います。(以下、総務省『災害時における外国人対応について』引用)

ストック情報とは、災害が起きる前に伝えておくべき情報で、地震や津波、台風などの災害の危険性や、避難所の場所、避難方法などの情報を指します。具体的なストック情報としては

・地域で発生する災害について
・避難するときの注意点
・避難する場所
・避難所に行くメリット

この「ストック情報」を知らない事で困る事は

• 災害そのもののリスクがわからない
• どのように避難すればいいかわからない
• 避難所の場所や受けられるサービスがわからない
• 避難所でどのような行動をとればいいかわからない

等が挙げられます。

そして、フロー情報とは、災害が発生した後の、避難所の生活や、生活再建に関する情報を指します。具体的なフロー情報とは

・「地震が起きました」という情報
・「避難してください」という情報

この「フロー情報」の配慮不足による困りごとは

• 災害時にしか出てこない日本語に混乱する
• 直訳しても意味が伝わらない(「余震に気をつけましょう」や「ご自由にお取りください」など)言葉がある。

もしも自分が海外で災害やテロなど、めちゃくちゃ不安になる事態に遭遇したらと思うと「自分の言語で話ができる」事や「周囲の日本人とのあいだをつないでくれる誰かがいる」事や、いまみんなが何を話してるかが分かるという事が、ものすごい安心感に繋がるんだと思うのです。


今日、ただ喫茶店で出会った彼らと分かれてから、ふとそんな事を思い、彼らが楽しい北海道旅行をしてくれたらいいなと願っています。

| 防活・減活のススメ | 23:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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