福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

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石巻の写真展【つづく展】

雄勝の人が、テレビを見て写真展に来た理由がありました。




4人の写真家たちが撮り続けてきた石巻です。

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4人の写真家の中で、鈴木省一くんと平井慶祐くんとは、何度か【イシノマキにいた時間】の公演と一緒に写真展を作ってきたので、その時に見てきた石巻の風景や石巻の人たちの写真がありました。



けれど、その風景や人も『つづく展』だからの風景となり、石巻の人たちだったし、そこには、4人の『つづく』が詰まっていました。



何度も見てきた写真でも、今だから気づくことがあります。それは、写真から気づく事もあり、彼らが書き添えた言葉から気づく事もあります。



渡邉裕紀さんと、古里裕美さんの2人が撮り続けてきた風景と人。



初めて見る風景がありました。



石巻出身、石巻在住で、2010年から石巻日日新聞に勤務している渡邊さんの写真は、すべて震災前の風景でした。



渡邊さんは「写真という『過去』を撮り続けることが自分自身の哲学である」と言い、古里さんは「写真を撮るということは、未来へ『なにものか』を遺す作業だ」と考えています。



そんな2人の視点と視線を感じてもらいたいと思いました。



写真展は、撮影OKだったので、みなさんに写真展の様子を伝えたいと思いましたが、僕が撮ったどの写真を見ても、彼らの思いの1割も届かないような気がして、ここに載せるのは止めようと思います。



ただ、3枚だけ。


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今回の写真展はNHK東北でも特集されていました。そのテレビを見て、この写真展を知り、娘さんと一緒にやって来たお母さんがいました。



省一くんが初めて撮影した雄勝の風景。僕も何度も見てきた写真であり、実際に、この場所で見た風景です。

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この写真を見ながら、お母さんと娘さんは省一くんに話していました。


『自分ちが写ってるんです。テレビ見て分かったんだもん。』


『ここに、家があったんです。ここに居たんです。』



自分の家があった場所を指さして話していました。



『懐かしさと悔しさ両方あるんだわ』

『見るのも嫌だって人もいるけども、わたしは、ショックもあるけども嬉しさもあるの。』

『この写真、欲しいなぁって思って来たんだわ。』



省一くんは、写真展が終わったら、写真を届けると言いました。親子は、何度も頭を下げて、今暮らしている仮設住宅に帰っていきました。そして最後に



『撮っててもらってよかったです。』



その言葉が、とても響いています。



ここに家がありました。

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そして、その後、風景は変わり、その場所に花を植えた人たちがいました。もちろん、それにも理由があります。

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やっと花が根を生やし、この場所で生きると決めた頃、この場所を移らなければいけなくなり移転が始まっています。


すべてのことを書き出すと、それはそれで、みなさんの頭に入っていかないのだと思うので、ほんの1年前の話を、もう一度読んでもらえればと思います。



去年、雄勝に届け物をしに行った時の話です・・・雄勝という町





もうすぐ6年が経とうとしています。石巻の写真展【つづく展】3月12日までやってます。

| ヒトリゴト | 22:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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