福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

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ブルーシート

倒壊した家を覆うだけしか出来ませんでした。




前日に引き続いて雨漏り防止のブルーシートの張り替えと、瓦の入った白土嚢の交換の予定でしたが、急遽午前中に別のお宅へ行くことになりました。


そのお宅のご主人から『昨日、とうとう家が倒壊してしまって、まだ家の中にあるものを取り出してないので、ブルーシートだけでも被せてもらえんでしょうか。』という依頼でした。



そのお宅に行ってみると、1ヶ月半前に、トラクターを救出したお宅でした。


その日の記憶です。



久しぶりでしたが、こんな風に会うとは思っていませんでした。


お父さんとお母さんに『あの時はほんとにありがとうございました。』と笑顔でお礼を言われました。同じ笑顔で『昨日、とうとう倒れてしまいました。』という言葉に、かける言葉を見つけられませんでした。



あの日、かろうじて建っていたお父さんとお母さんの自宅は、完全に倒壊していました。









僕たちが出来たのは、ブルーシートで覆うことだけでした。






写真は、平井慶祐くんが撮影してくれたものです。


ほんのわずかな時間で終わりました。お父さんとお母さんは、みんなに冷たいお茶を差し入れしてくれました。帰り際に、みんなの前で



『2ヶ月、眺めてるだけでした。』



そうおっしゃいました。



『私たちは眺めてるだけしか出来んかったですけども、こうしてみなさんが来てくださって、シートをかけていただけて、ほんとに助かりました。』


そうおっしゃいました。


助かりましたとおっしゃいました。でも、助けられたのかなと考えます。



庭には、ブルーシートで覆われたトラクターとコンバインが置いてありました。農繁期であるのに、ブルーシートで覆われたままでした。トラクターの後ろに、もうひとつ巨大なブルーシートの山が出来ました。







お父さんとお母さんは、ずっと笑顔で頭を下げていました。



ここでは、何をしても簡単にゴールが見えるワケではなく、最初からゴールすらないのかもしれません。


僕がやれることは、自己満足でしかないのかもしれないと思う時があります。


限られた人数で活動するということは、どうしても優先順位があります。


出来ること出来ないことがあるのだと思うのですが、少なくとも、僕たちがゴールを決めるのではなく、住民の方が少しでもスタートに近づけられればいいなと思うのです。


まだ2ヶ月です。


住民の人たちのやり切れない思いが届いてるのか、ほんとうに考えます。

| ヒトリゴト | 12:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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