福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

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ここのところのこと

覚え書きのような。




本日、雨で思うような活動できないので、この何日かに出会った事、思った事を書き留めておこう。



南阿蘇に向かう途中、ポツンとひとり、展望台で休憩してたおじいちゃん。

娘夫婦と孫を空港まで送ってきたという。これから、奥さんが待ってる避難所の老人ホームに帰るそうだ。おじいちゃんと少し話した。話したというより、ほとんど話を聞いていた。


『家は立っとるように見えとりますけど、家ん中はグチャグチャになっとります。片付けられんです。あれは、もう住めんですもんね。住めんです。』


そういう時のためにボランティアがいることを伝えたが


『申し訳なかです。わたしらより困っとる人が、ようけおりますから。みんな家がなくなっとりますもんね。でも、わたしらも、もう住めんですもんね。家の中にはヒビが、ようけ入っとりますから怖いです。あそこには、もう住めんです。」


住めない家は、見た目よりたくさんあるのです。それは、もちろんヒビ割れなどの物質的にもだが、もっと心の奥に棲みついてしまった深いモノのような気がする。





活動拠点で、ボランティアを見つけると走ってきて容赦なく飛びついてくる小学1年生の男の子。

50歳を目前にしてるオッサンには、この飛びつき&抱きつきがけっこうコタエル。30歳〜40歳の女子なら、全く苦にならないのだが・・・


男の子は、活動を終えてバイクにまたがる僕を見つけると、いつも『明日は来る?』と聞いてくる。今は『また、明日も来るよ。』と言えるけど、いつか、そう言えない日が来る。


彼の家がどこなのかは聞いていないが、今は家族でテントに暮らしている。





何気ない言葉に気をつけないといけないと思うのです。

クロさんと活動させてもらっていた時、狭い道路に車が止まり、中から大きなカメラをもった2人と運転してた人が出てきた。クロさんは『ここ、車、通るからね。』と最低限の口数で伝えた。


車のすぐ近くでは、倒壊した家の前で、使えるものと使えないものを分けてる人がいた。そのすぐ横で『え?ここを、通るんですか?』と答えた運転手。もちろん、さほど悪気はないと思う。いや、ないからいけないのかもしれない。


奥の家では、かろうじて家から運び出した荷物を軽自動車に積んで運んでる住民さんがいる。僕には、少しクロさんの口調が強くなった気がした。『生活道路だから。』


この道は、生きることを繋げてる人たちの道だ。




僕たちは大きな災害があった場所に来てる。大きな災害があった場所に居る。そういう場所で悪気なく、そして何気なく『どうでした?』という言葉が放たれた相手には、ものすごく尖って聞こえる言葉になる事がある。



話したら気持ちが楽になるかどうかは、話す側に選択権がないといけないと思うのです。そんな風に感じていたら、どこに向かって歩いてるか知らないのに、歩いてる親子に突然マイクを向けたりは出来ないハズなのです。


僕たちの側に『話を聞きたいので尋ねる』という選択権は決してないのだと思う。

| ヒトリゴト | 15:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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