福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

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石巻線全線開通。

石巻~女川。



おととい、石巻線の最後のひと区間『浦宿~女川』間が開通。女川駅は新しく再建され、大きく全国のニュースで取り上げられていた。


僕が初めて女川を訪れた時、何もなかった。いや、正確に言うと、たくさんの思い出が散らばっていて、あの風景を見た時に、悲しいという感情すら浮かばなかったような気がする。


ただ呆然と見ていた。


それからしばらくして何もなくなった。もちろんそれが復興への一歩だという事は理解していたが、散らばっていた思い出すら持って行かれて、本当に何もなくなったと感じた。


震災から4年。


今日、朝一番の石巻~女川の石巻線に乗る。石巻駅で女川までの切符320円を買い、4年ぶりに電車の先頭に掲げられた『女川』という文字。と、えらそうに書いたが、もちろん4年前の、その姿は知らない。でも、嬉しいのだ。


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週末の賑わいは落ち着いたのだろうと想像する。そして、今日の月曜日が、これからの月曜日の日常で、明日からの平日が、これからの平日なのかなと思った。きっと土日は、女川に向かう人たちで、しばらく賑やかなのだろう。


女川駅に降りる。駅の姿を遠くから見る。あの頃、どこに駅があるのか分からず、電車は山の上にあったお墓の上に乗っていた。


今、ここに女川駅がある。


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あの頃、線路は繋がっていなかった。今、線路は石巻まで、その先もずっと繋がっている。


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女川駅の前。

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あの頃、思い出が散らばっていて、どうすることも出来ずに呆然と立っていた。そして、今、まだ何もないけれど、これから思い出を作る場所が、ここにいくつも出来ると想像する。



坂を下って女川港へ。

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朝日に輝く女川港。

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1時間ほど歩き、女川駅に向かうと、バッタリ正樹くんと会った。ここで正樹くんに会えたのは嬉しかった。出会って3年10ヶ月。震災後、ずっと走り続けてきた、そして今もスピードを緩めることなく、むしろスピードを上げて、正樹くんは走っている。


何度か紹介した【Every moment is precious.】という写真集。正樹くんが、どういう人かを知ってもらう写真がある。


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上野祥法くんが撮影し

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正樹くんに宛てた手紙が写真集に収められている。


高橋くん。息子が歩いたんだって。おめでとう。
こないだ女川で会ったときはつかまり立ちだったのに。子どもが生まれたよって連絡を受けて会いにいったとき、生まれたての我が子を抱きながら、『この子の故郷の街は、今は何もないけれど、子どもの成長と共に、もう一度女川を作っていく。少しずつ出来ていく街とこの子の成長を写真に撮るのが楽しみ。』そう言ったあなたの言葉に女川人としての覚悟をみました。
震災直後、工場に残っていた蒲鉾を避難している人たちに配り歩いてからずっと、休むことなく女川のために自分が持っているあらゆるものを惜しみなく出し、そして持っていないものをどこからか引っ張ってきて形にしていく、高橋くんの行動力に驚かされ続けています。
僕はあなたに、これ以上『頑張れ』とはとても言えないし、『少し休んだら』とも言えません。息子の成長と、少しずつ出来てきている女川の歩みが楽しみです。共に生きていこう。




正樹くんは、女川駅前の何もない場所に立っていた。そして『おもしろい町にしなきゃ意味ないんです。おもしろい町じゃないと人は集まらないでしょ。』と、やっぱり、この先の女川の事を考えていた。


正樹くんと話をしてて彼は何度か『これが日常なんです。』と言った。そして『子どもって、すごいっす。』とも。


いや、アンタも相当すごいっす。子どもは、もうすぐ2歳になる。





帰りの電車。女川駅からの切符。


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小さな窓から、石巻に向かう線路が見えていた。


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今回、石巻に来たのは、4月の舞台【イシノマキにいた時間】小平公演の実行委員の皆さんが、公演の前に、石巻を見て感じたいと、食べっプリンス田口くんの『ウマップ』とブログをチェックして、ランチや夕食の場所も決めた1泊2日で、石巻訪問は計画されていた。


ならば向かうでしょ!!


ピースボートセンターいしのまきのスタッフのみなさんにも協力してもらい、南浜、門脇という被害の大きかった場所を案内し、当時の事、今の事、そしてこれからの事を、大島くんに話してもらいながら、感じてもらった。


たくさんの人が訪れる『がんばろう石巻』の看板がある場所で、看板を建てた黒澤さんの思い。石巻市立病院の医師や看護師の皆さんの覚悟。門脇小学校と隣の西光寺さんのお寺のお墓での活動。


そして、あの時避難した日和山に続く急な階段を上り、

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僕も、もう一度あの頃のことを考えた。


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桜が咲くまで、まだ少し時間は掛かりそうで

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今年は、新潟公演と小平公演を終えた頃が、ちょうど見頃の時期だろう。


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写真は2012年の日和山の桜です。(撮影:鈴木省一)


また、来ましょうね!!

| ヒトリゴト | 07:24 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ありがとうございました!
我らの母さん達が、大変お世話になりました。

おかげでとても濃い旅行になったようです。

みんなのみやげ話を楽しみにしているところです。

4月25日土曜日の小平公演、まだチケットも少しあるので、どんどん盛り上げて行きたいと思います!


私もまた石巻に遊びに行きたいと思っています。

| 小平子ども劇場お留守番代表! | 2015/03/24 08:50 | URL |














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