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福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

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景色を変えるオトコ

ナオト・インティライミ。



旅はタノシイコトばかりがピックアップされるけど、その何倍もツライコトがある。ただ、ツライコトが、自分を成長させてくれる。そんな始まりだったドキュメンタリー映画。



たびうた



ナオトとは、石巻で会う前からの知り合いではあったが、2011年10月の復興市と、その後、鹿立浜でのワカメの養殖を準備するボランティアで一緒になってなかったら、ここまで濃くは付き合っていなかった気がする。たぶん、映画も見てなかった・・・かな。


と、ここから先は、これから映画を見る方には、オススメしません。



では、改めて。ナオト・インティライミ。インティは太陽、ライミは祭。そんな明るいお祭りオトコの楽しい旅をつづった映画・・・かと思ってたが、そうではなかった。太陽が照らしたナオトの陰もさらけ出し、祭りに参加出来ずに外から眺める悔しさも出た映画だった。共感と刺激を受けた2時間弱。



お祭り男から出てきたコトバ『持ってる夢が小さくなる』と。世界に出た時に思い描いた夢が、日本に帰ってきて、いつの間にか小さくなってくるのだと。それは、気づかないうちに小さくなったのか、気づかないふりをして小さくなる夢に納得してきたのか、小さくなってることに気づかなかったのか。自分にもあり、きっと、アナタにもある。それが、世界に出た時ではなくても、きっと、あるのだと思う。



そして冒頭の『自分が動けば景色は変る。動かなければ景色は止まったまま。』というコトバ。『動かなければ景色は変わらない』ではなく『動かなければ景色は止まったまま』という表現に、アーティストだなぁ〜と感じた。



押しの強いオトコだ。こと、ステージに立つというコトに対しては、ゴリ押しなぐらい強い押しを画面に見せる。引かないし、ひるまない。ゴリ押しが、ゴリ増しになる。そこには『Catch the moment(その瞬間を逃すな)』な思いがあるのだ。それでも、実現しないこともある。むしろ、その方が多い。旅はタノシイコトばかりではなく、その何倍もツライ『その瞬間』が逃げていくコトがある。と思う。


ナオトが感じてる旅とは『こんにちはしたら、すぐにさよなら』だ。さよならの時に、もう会えないと感じながらも『また会おう』と言う。ナオトの場合『また、どこかで会おう』というアヤフヤなものではなく『また会いに来るから、その時に会おう』という思いが強く入ってるんだと思う。



そんな明日は、アッという間に【ゴーストレイト】の千秋楽なのである。劇団プレステージのメンバーは『Catch the moment』出来てるのだろうか?


| ヒトリゴト | 17:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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