福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

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芝居BAKA・マル丸山

今回のBlog、ちょっと大作になると思われます。




上越高田での【イシノマキにいた時間】の公演では、200人を超えるお客さんが来てくれました。もちろん、ほぼ全員が、キャストのことを知らず、ひとりのオトコの情熱で実現したと言って間違いありません。マル丸山・・・実にふざけた芸名で、ここ上越高田に根ざして芝居を続けてるオトコの情熱です。


公演初日の土曜日は、昼と夜の2回公演だった。どんぶり勘定で生きてきた(であろう)マルさんは、ぶっちゃけ、お客さんの数が何人ぐらいか全然把握してなかった。それでも『土曜日の昼公演が、たぶん一番多いと思うんですよ』とアバウトな感じで言ってた。



その日の公演を終えて、もちろんキャストと、東京からのスタッフ共に満足していた。上越高田で、どんな演劇かも分からないのに、たくさんのお客さんが来てくれたこと、そして、みなさんが、とても笑い、感じて貰えたのを実感できたコトで嬉しかった。

それでも、マルさんだけが、思っていたよりたくさんの空席に『もう少し、入ってくれると思ってたんですけど、すみません。』と恐縮していた。次の日(最終日)の公演が、一番チケットの売れ枚数が少なかったこともあって、マルさんは、ちょっと小さくなっていた。


次の日の開始10分前。


劇場と離れた場所にあった楽屋に、マルさんが入ってきた。なぜか号泣してた。大の大人が、ワンワン泣いてる。『お客さんが、お客さんが、イッパイ来てくれてるんです。昨日の評判を聞いたお客さんが、イッパイ見に来てくれてるんです。もぉ、ホント嬉しくて、頑張ってください、お願いします。ありがとうございます。』


どの言葉に返事していいのかタイミングが全く取れないぐらい、40を過ぎたオッサンが、ずっと泣き、ずっと喋って、ずっと頭を下げていた。


こんなに、一生懸命になったコトがあっただろうかと思い、熱くなった。



マルさんは、ヨッサンと劇団の研修生時代の同期生で、研修生を終えてからは、東京で演劇を続けるという夢にやぶれて、上越高田で仕事をしながら演劇を続けていた。マル丸山というフザケタ芸名で。



そんな風に思っていたが、夢やぶれてなんかなかった。このオッサンの夢は、上越高田で、どこまでも高く、どこまでも熱く、どこまでも自由に広がっていた。その自由すぎる『マル丸山』の情熱は、普通の家を劇場にしちゃうという域に達していた。(敬称略というか、そもそも、マル丸山は、3つも年下なのだ)


その劇場の名が・・・

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ええ、ここは、間違いなく上越高田で、下北沢ではありません。マル丸山は、この町を下北沢のような演劇の町にしたくて・・・だからって下北沢って付けてもねぇ。それ以上に・・・

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   七丁目劇場?



ブレてる。ブレまくってる。しかも絵が・・・ジェームス・ディーンとオードリ・ヘップバーンとチャップリン。もぉ、何をやりたいのかが全く分からない。そして『ジャンジャン』『下北沢』『七丁目劇場』と、チョイチョイ・・・パクってる。もぉ、パクってるレベルを軽く一周してる。


それでも、ここまで来ると

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   なんか、すがすがしい感じすらする




そぉ、たしかに外観は、すがすがしい。ただ、建物の中は、ちょっとした忍者屋敷なのだ。自らが

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   昭和へのタイムスリップと・・・



書いてるように、完全に時代に取り残された空間なのだ。階段を上がって2階を見たら、笑いっぱなしだった。2階の部屋が、ホントに劇場になっちゃってるのだ。


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反対側の部屋は客席になってる。もぉ、席のソファーがバラバラなのだ。お客さんに快適に見てもらおうという気持ちが、完全に見た目を放棄してる。それでも嬉しそうに、自慢の劇場を

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   笑って説明してくれた



ちなみに、奥の階段を登ると・・・

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屋根裏に繋がってて、マル丸山は『ここから雨とか砂とか降らせたいんです。』と、芝居の中身ではなく、演出効果だけが出来上がってる。そして、この時も

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   嬉しそうに&不気味に笑ってる



見てもらったら分かると思うが、奈落もある。下から登場したいのだろう。きっと芝居の中身は決まってないハズで、やっぱり

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   不気味に笑ってるのだ



ちゃんと音響・照明の機材や操作する卓もある。

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舞台には左右に袖が必要である。上手(かみて)・下手(しもて)に袖がないと不便なのだが、どうやら上手(右側)は、隣の部屋が袖になり、黒幕で隠すように出来てる。

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   健二郎も、あっけに取られてる




で、下手(左側)の袖は・・・窓らしい。窓の向こうが袖らしい。

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ということは・・・役者がスタンバイする場所は・・・ココらしい

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   窓の外でスタンバイ




冬、雪が降ってもココだって。このオトコ、規格外の芝居バカだ。いや、もぉ、バカだ、バカなのだ。バカなのに、いつも笑顔なのだ。

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  自信満々の笑顔なのだ



そして、恥ずかしさのカケラもなく

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   マル丸山語録が書かれてたりする


ただ・・・

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   過去形になってたり



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   もぉ、色あせてたりする




それでも、マル丸山には溢れんばかりの情熱がある。開演10分前に、楽屋に号泣しながら入ってきたマル丸山の原点はココにあるのだと思った。一生懸命なのだ。みなさんは、こんなに一生懸命になったことありますか?一生懸命のゴールは、バカなのかもしれない。



もしかしたら【ジャンジャン下北沢】ここで芝居をする日が来るような気がしてきた・・・

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   西海健二郎が・・・




タイトルは


   『平成から取り残された男』




今まで、人を笑わせる。人を楽しませる。そんなコトを考えて過ごしてきた。マル丸山は、人を熱くさせて生きてきたような気がする。この人に出会えたことに感謝。



福島カツシゲ。

| ヒトリゴト | 21:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ありがとうございます!

シゲさんにまた泣かされました!がんばります!

| マル丸山 | 2012/11/28 12:46 | URL | ≫ EDIT

よかった(*^^*)

日曜日、イッパイお客さん来てくれたんですね。

なんだか私もうれしいです。

この舞台は大きな大きな輪になる予感がします。

伝え続けてください。


「ジャンジャン下北沢」ステキすぎますね(笑)

| 横田恵美 | 2012/11/28 09:36 | URL |














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