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福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

2023年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2023年06月

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備えあっても憂います

万全の備えって、ないと思うんです。


いや、これまでにブログで書いてきた事、なんやってん!ってなりますけど、備えることに意味はあると思うんですよ。ただ、万全の備えをしようと思ったら大変で、『防災オタク』ぐらいならいいと思うんですけど『防災依存症』とか『防災中毒』あと『防災教入信』までいくと周りは、かなり迷惑します。

では、どこまで備えるかって事になってくると思うんですが、自分が今住んでる町の災害リスク、住んでる家の強度や部屋の荒れ具合、同居してる家族やペットの人数や健康状態によって変わってくるので・・・何通りぐらいのパターンあります?もしかしたらココイチのカレーの組み合わせぐらいパターンある?

ちなみに、ココイチのカレーの注文パターンって、12億通り(CoCo壱番屋発表)らしいですね。

備えのパターンは、12億通りまではいかないにしても、日本の人口が1億2330万人(2023年)なので、日本だけってなると1億2330万通りになるのか?世帯数で考えた方がいいのか?いや、災害は世界規模なので、世界だと80億4500万人なので・・・え?いま世界の人口80億越えてるの?

2014年に出した友人の歌の歌詞には『僕らは seven billion stars』ってあるので、9年前までは70億人やったんでしょ?これは、いよいよ、食糧問題や環境問題と向き合わないと・・・遅いのか?もう遅いのか?

だいぶ話しがズレてますので、戻しましょう。


『備えあれば憂いなし』という言葉よく使います。まぁ、読んで字の如しで「準備しておけば、何か起こっても心配ない」という意味です。

この言葉の由来は、古代中国の宰相として伝説的な人物・傳説(ふえつ)の言葉に『有備無憂』があり、まさに「備えあれば憂いなし」です。もうひとつ中国の歴史書の注釈書である『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』に『有備無患』とあって、これも「備え有れば患い無し」となります。患いは、「わずらい」と読みますが「うれい」とも読みます。

災害に遭えば、憂いもするし、被災した人だけでなく患いもします。

いくら備えていても悲しい事は起こります。悲しい事が起きた家族や友人たちも悲しみます。どこまで備えればいいのか見えなければ、全く備える事をやめるという事になってしまいます。

自然災害に遭った時点で相当憂いてると思うんです。災害の前、災害時、そして災害の後に襲ってくる憂いや患いを少しでも減らすために備えると考えませんか?

転倒防止ポールがあれば家具が倒れないかというとそうとも限りません。強い揺れなら転倒防止ポールをしてても倒れます。ただ、倒れるまで少し時間稼ぎは出来ます。家具が倒れて怪我をしたら、家具が倒れて入り口がふさがったら、怪我しなかったとしても避難できなくなります。そうなると相当憂います。

食料を備えても備えなくても必ずお腹が減ります。食料などの支援物資が入ってくるまでに時間がかかるから、それまでに何も食べられなかったら相当憂います。何か食べることで、少し憂いがやわらぎます。備える食べ物の中に好きなものがあったら更に憂いを減らすことが出来るんじゃないですか?

温かいものを飲んだり食べたり出来るようにカセットコンロがあるだけで非常食の幅がめちゃくちゃ広がって、食事では憂わなくなりませんか?

家族との連絡方法を決めておいて少しでも早く連絡が取れたら、アチコチ探したり心配することもなく憂わないし、なんなら身近に憂いてる人の力になれたりするかもしれません。

備える事で全てが解決するとは思いません。もしかしたら災害に遭う場所や状況によっては、備えたものが意味なくなる事もあるかもしれません。逆に備えておかなかったけれどラッキーにも憂わなかった!という事もあるでしょう。


備えるということの意味も一緒に考えないと備えが進まないような気がします。

| 防活・減活のススメ | 20:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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