繋がらない 3
いつも、助けを求める友人がいる。そんな彼を仮に須田くんとしよう。須田くんのことは、別名IT部長と呼んでいる。『Wi-Fi』という友だちが、二度も僕の前から消えたことを須田くんに伝えると、前に使ってたルーターを譲ってくれた。
そのルーターも、光回線専用のものではないのだけど、なんか、ちょっとカッコいいカタチをしてるルーターだったので、電波もホイホイ寄ってきそうで、もう、なんていうか見るからに繋がりそうなのだ。
そして、またまた、違った説明書を拡げて格闘。今回は、目に飛び込んでくる文字も、前よりはスッと入ってくる。自分の成長を実感した。55歳にして、まだまだ成長だ。
そして、繋がった。もうバンバン繋がった。
で、次の日というか、その日の夜に切れた。
もう、このあたりで、脳が拒否してきた。ルーターを拒否しだした。見るのもイヤなのだ。でもネットが繋がらないと、もう仕事がぜんぜん進まないのだ。
多少、通信速度が遅くてもいいと思ってたのだけど、もう、これは、専用にしてやらないとダメなんじゃないかと思い、ついに光回線専用のルーターを買うことを決めた。
そのことを須田くんに伝えたら、とても頼もしいメールが来た「俺が解決するから明日まで待って」と。
そして、次の日にルーターが届いた。須田くんは、光回線専用のルーターを注文してくれてて、そんなタイミングでオレから「新しいルーターを買う」というメールが届いたので、ちょっと焦ったそうだ。
きっと、この『Wi-Fi繋がらない問題』で、何度もオレから届く愚痴メールが、相当なストレスだったんだと思う。
嬉しいプレゼントの奥に見えた「もう、これで愚痴言わないで」という切なる思いがビンビン伝わって、この闘いに終止符を打とうと心に決め。そして、これまでの人生で、一番丁寧に説明書を読んだ。
そして、繋がった。もうなんなん?この光通信って、なんて快適な速度なん?すごいな、これ!!!!!
と、喜びのメールを須田くんに送り、須田くんからも「おめでとう。これで切れるようだったら、それはもうルーターのせいではないですね」という安堵のメールが届いた。
そして、次の日の朝、ネットは切れた。
もう、磁場だ、これは、きっと磁場が悪いんだと思う。こうなったら、もうサポートセンターだ!!そして・・・
① サポートセンターに問い合わせの電話をする
② 音声案内から強制的にネットへ誘導される
③ AIとチャットやらされるサイトがショートメールで届く
④ チャットしてても当てはまるものがなくて解決しない
⑤ 問い合わせを案内されて①に戻る
無限列車に乗ってるぞ・・・オレ。煉獄杏寿郎を探したわ。
ストレス抱えたまま終わる。
そして、次の日、もう一度チャレンジする。そう問い合わせのチャレンジだ。
そして気づいた。音声案内を進める時、もはや自分の問い合わせたい事のプッシュボタンではなく、いかにオペレーターに繋がるように進めるかを考えればいいんだ!と。
ようやくオペレーターの人と話ができた。なんだろう、この『人の声』の安心感。
ずっとインターネットをたらい回し・・・インタらい回しされてたのが、ようやく人の温かみある声に繋がって、次のステップに進んだ。これまではルーターのインタらい回しだったのが・・・
今度は、モデムの・・・次のインタらい回しが始まる。
27日現在・・・闘いは終わらない。
| ヒトリゴト | 18:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
りんママ(03/10)
kimie(02/18)
(02/15)
富良野 瀬川謙二郎(02/13)
ゆっち(02/09)
ゆっち(08/31)
ノンタン(07/12)
ゆっち(03/09)
高田博厚(01/06)
美由希(01/01)