外からの人間。
石巻に着いて、いつも必ず行く場所に行きました。



石巻で結婚して、石巻に住んでいる写真家・鈴木省一くんと一緒に、いま、僕が見ておきたい場所を回ってもらいました。
省一くんが見てもらいたいと思っている場所にも連れて行ってもらいました。



会いたいと思ってる人たちに会えたり、偶然会えたり、今回は会えなかったりしました。



短い時間の中で、自分がどう感じるかを考えながら過ごしました。
石巻に住んでいる人は、生活の場所であるし、石巻で生まれ育って、いつしか仙台や東京や別の場所で暮らしていた人が戻ってきたら、故郷として感じる事があるのだと思うのです。
でも、僕は石巻に住んでいるのではなく、外から来て少しの時間を過ごした人間でしかないので、この場所が生活の場所でも故郷でもなく、やっぱり被災した場所として見ているのだと思う。
これまでは、「今の石巻はどうなっているのだろう」という感覚で来た事はなかったけれど、今回は、そんな感覚が少なからずあったのだろうと思うのです。
それは、半年ぶりに来たというのもあるだろうし、どんどん風景が変わっていくというのもありました。

見たものをどう感じてどう伝えるかというのが大切だと思うのですが、それ以上に、そこで生活してる人が、どう考えているのかを伝える事も大切だと思うのです。
それも、きっと偏ってしまうのだろうと思うのです。そこには、自分がこうあって欲しいという勝手な正義があるからなのかもしれないと思いました。

『命を守るために必要なものは、これじゃない。』
あの頃、僕の中に残った言葉、あなたの中に残っている言葉、急に思い出した言葉たちを、今どう考えるのかも大切で、それを伝えるか伝えないかは、その先にあるのだと思うのです。
年末年始のクルーズ内の公演では、何を伝えられるのかより、どう受け止めてもらうのかを考えています。
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