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福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

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遅刻厳禁!

‪前回の稽古で遅刻した。




時間を読み間違えて遅刻した。みんなの手本とならねばならない自分が遅刻して、それはそれは恥ずかしい思いをした。‬恥ずかしい思いと、思わぬ出費をした。



‪なので昨日は、ものすごく早く出かけて、稽古場のすぐ近くに見つけた昔ながらの喫茶店で待機していた。お店は、落ち着いた雰囲気で、高齢のマスターがひとりだった。そして、お客さんは、僕だけだった。



ちょっと小腹がすいたのもあったが、お客さんがひとりという変なプレッシャーとマスターの穏やかな笑顔に、ピザトーストセットを注文した。‬



すぐにアイスコーヒーが出てきたのだが、なかなかピザトーストが出てこない。ちょっと時間がかかってるな・・・と思ってたら、奥のキッチンからマスターの声がした



「あッ・・・」



なんでしょうか、こんなに分かりやすいイヤな予感。マスターは、予想通りの申し訳なさそうな顔で出てきました。そして‬



「ごめんなさい。ピザトースト失敗しちゃって、作り直しますんで、ちょっとお時間いただけますか・・・」



予想的中。



もちろん時間があれば「いいですよ」となるのだが、さっきほどの時間がピザトーストにかかるなら、さすがに待てない。なんせ今日は、絶対に遅刻出来ないのだ。というワケで、マスターの予想通りかどうか分からないが、そこそこ困った顔で



「実は、そんなに時間があるわけではなくて・・・」



と、やんわり断ったのだが、マスターが、こちらの予想を遥かに超えるほど残念そうな顔をして「失敗した事なかったんですけどね・・・トシなんですかね・・・」という落ち込み方がハンパなかったので、お客さんもいなかったから聞いてみた。



オレ「どれぐらい、失敗されたんですか?」

マス「ピザトーストに、ドレッシングの瓶が倒れてきて、ドレッシングがかかっちゃったんです・・・」

オレ「え?それだけですか?」

マス「はい」

オレ「いやいやいや、僕的には大丈夫ですよ。」

マス「いや、でも、かかっちゃったから、ドレッシング」

オレ「いやいやいや、全然だいじょうぶですよ。」

マス「でもね・・・そうですか?」

オレ「食べます食べます。」

マス「いいですか?じゃぁ、食べていただけます?」

オレ「はい、もちろんです。」

マス「これ、お代はいいので」

オレ「いやいやいや、それはダメです」

マス「いやいやいやいや、失敗したので、お代はもらえませんから」

オレ「いやいやいや」

マス「お代を受け取るとなると、出せませんから」

オレ「いやいやいや・・・」



あれ?なんか形勢逆転してる?



たぶん、このやりとりが続くと、それが原因で遅刻する事になりそうなので、お願いして出してもらった。



ちょっとドレッシングの酸味が隠し味になってる、いや、そこそこ主張してるピザトーストをいただいて、いや、ホントに僕的には問題はなかったけれど、やはりピザトースト代は、頑として取ってくれなかった。そして、お店を出る時には、優しい笑顔で



マス「これに懲りずに、また来てください」



って。これは、もう一回、この喫茶店に来ないと、という変な責任感を感じてしまった。ただ、この喫茶店の近くの稽古場を使うのが、昨日だけなので・・・



稽古休みの日に、行ってみようかなと思った。

| ヒトリゴト | 17:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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