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福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

2016年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年07月

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ブルーシート

倒壊した家を覆うだけしか出来ませんでした。




前日に引き続いて雨漏り防止のブルーシートの張り替えと、瓦の入った白土嚢の交換の予定でしたが、急遽午前中に別のお宅へ行くことになりました。


そのお宅のご主人から『昨日、とうとう家が倒壊してしまって、まだ家の中にあるものを取り出してないので、ブルーシートだけでも被せてもらえんでしょうか。』という依頼でした。



そのお宅に行ってみると、1ヶ月半前に、トラクターを救出したお宅でした。


その日の記憶です。



久しぶりでしたが、こんな風に会うとは思っていませんでした。


お父さんとお母さんに『あの時はほんとにありがとうございました。』と笑顔でお礼を言われました。同じ笑顔で『昨日、とうとう倒れてしまいました。』という言葉に、かける言葉を見つけられませんでした。



あの日、かろうじて建っていたお父さんとお母さんの自宅は、完全に倒壊していました。









僕たちが出来たのは、ブルーシートで覆うことだけでした。






写真は、平井慶祐くんが撮影してくれたものです。


ほんのわずかな時間で終わりました。お父さんとお母さんは、みんなに冷たいお茶を差し入れしてくれました。帰り際に、みんなの前で



『2ヶ月、眺めてるだけでした。』



そうおっしゃいました。



『私たちは眺めてるだけしか出来んかったですけども、こうしてみなさんが来てくださって、シートをかけていただけて、ほんとに助かりました。』


そうおっしゃいました。


助かりましたとおっしゃいました。でも、助けられたのかなと考えます。



庭には、ブルーシートで覆われたトラクターとコンバインが置いてありました。農繁期であるのに、ブルーシートで覆われたままでした。トラクターの後ろに、もうひとつ巨大なブルーシートの山が出来ました。







お父さんとお母さんは、ずっと笑顔で頭を下げていました。



ここでは、何をしても簡単にゴールが見えるワケではなく、最初からゴールすらないのかもしれません。


僕がやれることは、自己満足でしかないのかもしれないと思う時があります。


限られた人数で活動するということは、どうしても優先順位があります。


出来ること出来ないことがあるのだと思うのですが、少なくとも、僕たちがゴールを決めるのではなく、住民の方が少しでもスタートに近づけられればいいなと思うのです。


まだ2ヶ月です。


住民の人たちのやり切れない思いが届いてるのか、ほんとうに考えます。

| ヒトリゴト | 12:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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屋根の上の天使。

黒バックなら、くまモンです。




益城町、木山ベースの一角で、昼休みに大地くんが土嚢袋と絵の具を持ってきた。






25歳の大地くんが、どういうキッカケと理由でボランティアをしてるのか、詳しいことは知らないが、たしかゴールデンウィーク明け頃に見かけて、それからずっと益城町をベースに活動してるようです。


大地くんが書き上げたのは





その土嚢袋に土を入れてトラックに運んでいった。









今日は午前、午後に一件づつ、屋根に上ってブルーシートを押さえてる土嚢袋の交換をしました。


5月5日こどもの日の熊本日日新聞一面は、上空から見た熊本市の青い屋根が延々と続いてる写真でした。




(写真:熊本日日新聞より)



ひと月前、梅雨が来て雨が降っても家の中にある大切な物が濡れないようにブルーシートで覆う作業をしました。


あの頃の風景は、今も変わらずです。


益城町の屋根も、どの家もブルーシートで覆われています。






そのブルーシートを押さえてるのが土嚢袋で、どれも白の土嚢袋です。土嚢袋の中には割れたレンガなどが入れられて、応急的にブルーシートで押さえられています。


白の土嚢袋は安価なのですが、その分、劣化が激しく、震災から2ヶ月が経ち、ボロボロになった白の土嚢袋からレンガが落ちて危険な状態です。





屋根を補修するのも1年以上待たなければいけないお宅がたくさんあるのですが、2ヶ月で土嚢袋がボロボロになり、このままだとブルーシートも飛ばされてしまいます。


そこで、黒のUV加工がされてる土嚢袋の登場です!黒の土嚢袋が強いんだそうです。1年以上は軽くモツそうです。


すげぇぞ、黒の土嚢袋!

すげぇぞ、UV加工!


その代わり値段も高いのですが。




大地くんが書いたくまモンの絵は、屋根の一角で、しっかりとブルーシートを押さえています。








なにより、このくまモンを見つけて、子どもたちが笑ってます。


大地くんの背中には『ROOF ANGELS』と書かれています。




大地くんと一緒に活動されてる先輩たちの背中にも書かれています。



Tシャツは、地元の方が作ってくれたそうです。屋根の天使たちが、益城町の屋根を守っています。






まだまだ、屋根の上の土嚢袋交換作業が残っています。


| ヒトリゴト | 01:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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