ぶちあたるべき、大きな壁です。
昨日のコメントやTwitterにも、今後に関する意見がありました。
さすがに140文字で答えられないので、コチラで答えようと思い
ます。
答えます。という言い方をすると『これが正解です』みたいな
感じなので、あらかじめ言っておきます
完全に個人的考えですそして見てきたのも石巻だけなので、偏ってるとは思いますが、
そのあたりはご了承下さい。
石巻で言えば、川開き祭りを境に、かなり変わってきたように
感じてます。人も増えたし、開店してるお店も増えた。街灯の
明かりも、ひと頃に比べて格段に増えたし明るくなってます。
これからは、ガンガン商売も再開してドンドン人も戻って来て
ボランティアが必要なくなればいいと思ってます。少なくとも
僕のまわりのボランティアは今後、毎年行われるだろう川開き祭りには、ボランティアとして
ではなく、みんな観光客で来たいと思ってます。
では、なぜ、まだボランティアが町にいるのか?必要だからです
いや、必要と(勝手に)判断してるからです。もちろん、現地の
人たちの雇用(商売も含めて)の問題は大きいと思ってます。
例えば、今も炊き出しが行われている。ただ、炊き出しをしてる
横で飲食店が商売を(再開)したら、それは、ある意味営業妨害
にもなりかねない。ではどうするか?お店が再開した!
炊き出し、撤退しま~すというわけにはいかない。
例えば、ボランティアが側溝の掃除をしてる横で、清掃業者が
仕事として側溝の清掃をしてたら、業者の人の仕事がなくなる。
ではどうするか?業者が来た!
側溝掃除、お任せしま~すとは、いかないのです。
この葛藤、けっこう現場ではタイヘンです。
もちろん現地では、炊き出しも側溝掃除も、ゆるやかに撤退の
方向で準備を始めてます。撤退する前には、一緒にやるという
クッションも必要だと思ってます。
それは、炊き出しではなく、食材を避難所に運んで一緒に調理
したり、掃除道具を持って、町の人達と一緒に掃除するという
自立支援だ。(自立支援って言葉、個人的には好きじゃないが)
冷めた言い方をすると、石巻を離れるタイミングとバランスとを
考えないといけない時期になってると思う。
ボランティアの鉄則は、必要とされて手伝うものだと思ってる。
だから、町の人が「もういいです」と言えば、いつでも笑顔で
さよならが言える。でも、まだ立ち上がれずしゃがみ込んでる
人や、前を向けずに目を伏せてる人が事実いるのです。
残念ながら、まだ笑顔でさようならと言えない人がいるんです。
ボランティアで来てくれた人たちに、必ず上島くんが言います。
この災害が、
もし自分の身に起きたらと考えて行動して下さい。と。
ボランティアとして来た人には、その責任があるんじゃないかと
思ってます。もちろん、それが押し付けでなく自己満足でもなく
やれればと思ってます。
もちろん、少しづつ支援のカタチは変わっていかないとと思って
ます。みなさんも気づいたことがあれば、ドシドシ、コメントに
残して下さい。
まだ書くべきことはたくさんあるのですが、いっぺんに書いても
伝わりにくいと思うので、また別の機会に。
追伸:上島くんとは、通称やっぴろ。災害後スグに石巻に入り
これまで責任者として、ボランティアをまとめてきた男
です。
雑誌『non-no』に取り上げられたこともあるのだが、
取り上げられた本人が
「先日、雑誌
ノンノン の取材で」
と言ってしまうような、少し時代から置いていかれてる
残念な男でもあります。ガンバレ!
5月の頃の上島くん
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