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福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

2011年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年06月

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カスカ荘

テントから移動。




昨日の暴風雨でテントは撤収になったので、このまま避難した
カスカ荘での生活となった。ここは、ボランティアの人たちと
何人かのスタッフが寝泊まりしてる。

寮長のうまさん、寮母のレノンちゃん、寮長助手でまっつん、
そしてリーダーリーダーのクボッチとヨウヘイ。


そんなカスカ荘での一大事。うまさんご乱心?


寮長のうまさんは寡黙なシブイ男で、常に黙々と仕事をしてる。

うまさん1

22時の消灯後も、ライトをペットボトルに反射させて、仕事を
してたりする。

うまさん2





そんなうまさんは、生活空間も快適な空間を創る人だ。そして、
そんなうまさんの隣に基地を作った。

ご近所さん、いや、お隣さんだ。

お隣さん2



ところが、ミーティングから帰ってきたら、ちょっと仕切りが
出来てた。しかも、ちょっと感じ悪い仕切りだ。

お隣さん



で、よくみると、その仕切りには、穴が開いてて、その奥には
オレが好きなかりんとう饅頭が置いてあった。

罠1



ん?なんだ、この懐かしい感じの穴と、その先の好物は?で、
後ろを見たら






罠2

   罠が仕掛けてあった・・・



この懐かしさは・・・



   トムとジェリーかッ!




あの、寡黙なうまさんが、後ろでニヤニヤしてた。





| イシノマキにいた時間 | 19:58 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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いま、帰れないワケ

スリランカと女川・雄勝。




今月末には東京に戻ろうと思ってたが、2週間の予定で支援に来てくれたスリランカの人たちが、3週間に延長してくれて、6月2日に帰国する。そうなったら2日まで石巻に居ないとでしょ?と、考えてたら、2日~5日まで、またまた復興部が2人とモミ隊が1人来る。



そんなワケで、帰京がまた延びた。



実は、原チャリはレンタルバイクで1ヶ月の契約をしてきた。後ろにボックス付きの原チャリをレンタルする場合、たいてい配達系の仕事らしく、契約時に聞かれた。


店員「だいたいどの辺で運転されます?」

オレ「ほぼ石巻です」

店員「はい、石巻で。えッ、石巻!?」


って、2度見ならぬ、2度聞きしてた。


店員「1ヶ月行かれるんですか?」

オレ「いや、そんなに行きませんけど、1週間借りるより安いんですよね?」

店員「そうですね。キャンペーン中なので」

オレ「ちなみに1週間で返却も出来ますよね?」

店員「ええ、大丈夫ですよ」

オレ「たぶん、それぐらいに返却します」



もうすぐ、1ヶ月だ。よかった、1ヶ月借りておいて。いや、1週間しか借りてなかったら、1週間で帰って来てたのか?どっちがよかったんだろう?



そんなワケで、スリランカの人たちがキッカケで、どんどん延びてきたのと、もうひとつの理由は、女川と雄勝に行ったからかもしれない。



この頃、非日常だった町の風景が、日常になってきたように感じてた。積み上げられた家財道具や土嚢の山を見て、驚くというよりは、コレをどう撤去しようか考える毎日だったりしてたが、女川は違ってた。



ボランティアが入って泥を出すというレベルではなかった。もしかしたら、泥自体がなかったかもしれない。引き波で泥も全て、海へ連れて行ったような光景だった。



かろうじて、自衛隊の人たちが道を作り、町を掃除してた。それは復興にも遠く、ただ、掃除をしてたように思えたし、なにより町が静かだった。



田舎の静かさではなく、人がいない静かさ。重機の音だけが町に響いてた。



今は静かな、この海から波が襲ってきた。

女川1



女川の港にある建物は、無事なように見えるものも、倒れてないというだけだった。

女川2


女川3


この写真を撮ってる場所まで津波が来た。その高さは

女川8

この上にある病院の1階まで水が来た。



信じられないかもしれないが、事実です。

女川5

この高さに車が流されて来てる。



そして、左に見える建物は、海からの波で

女川6

完全に横に倒れてる



女川7

左の下には建物の土台が付いてる。



根こそぎだった。駅もなくなってた。歌にある「どこまでも続いてる」ハズの線路は、どこにも続いてなかった。

女川9


女川10


女川11


女川12




悲惨とか、言葉が出ないとか、そんな言葉すら出ない女川の町は、丘の上から見たら、まだ、ほんの少しだけ残ってたように見えた。

女川13




けれど、雄勝は消えていた。

雄勝2


雄勝3


雄勝1


雄勝4




音が聞こえなかった。音が欲しいと感じた。

| イシノマキにいた時間 | 12:07 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

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石巻泥太郎伝説の次は

土嚢太郎伝説。




土嚢と戦う男達、IBMのアメフトとラグビー部の合同チームが
台風近づく雨の中、ひたすら土嚢回収作業をやってくれた。

IBM伝説4


泥出しをして、道に山積みにされた土嚢袋は、雨が降ると泥が
袋から流れ出して、汚れと匂いでココロがズシンと重たくなる。


家に流れ込んだ泥、庭に流れ込んだ泥、それが入った土嚢袋が
道路の脇からなくなると、それだけでココロが軽くなるんです。
そう、みなさん言われる。


そんな土嚢袋を、一日で回収してくれた量が、驚きを超えた。




IBM伝説3


言い方は変だが、



   土嚢袋を見て感動した



IBM9人、PEACE BOATから6人、そしてトラックの運転手さん
マンパワーが、これだけのことをやってのけた。

IBM伝説5


1枚の画面には収まらないので・・・
IBM伝説

IBM伝説2


軽く100トンを超えてる。雨の中という悪条件で、このパワー
おそるべしIBM重戦車軍団。この人たちIBMやけど、ぶっちゃけ



  パソコンのコト分かるんかなぁ?




100トン分のココロが軽くなったか分からないが、台風が去って
晴れたら、少しは町の景色も変わって軽くなったんじゃないかと
思う。

もちろん、土嚢袋はまだまだなくならない。むしろ、これからも
増えてくる。さぁ、次は、どこのアメフト部?ラグビー部?


もちろん



   茶道部とか書道部も



気兼ねなくお越しください。


| イシノマキにいた時間 | 19:50 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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もうひとつの重戦車軍団

スリランカの人たち。




スリランカ災害管理省の災害支援チームは2週間の予定で日本に来てくれたが、早い段階で3週間に延長してくれた。この状態で
スリランカには帰れないと・・・



なんて、いい人たちなんだぁ!



そういえば、オレは3~4日のつもりだった。作業着は1着だけ持って来た。いや着て来た。そして今、4週間目。なんて・・・



行きあたりバッタリなんだぁ~



さて、そんなスリランカの人たちは、なんども書くが、なかなかボランティアではキビシイ場所を担当してくれてる。ここ2日間入ってくれてる家は、津波で流されてきた瓦礫の山が玄関に立ち塞がって、ひどい状態だった。



それが、あっという間に玄関が見えてた。

スリランカパワー1




彼らが、運びだしたのが、コチラ。

スリランカパワー2




さらに、この時ちょうど建物をロープで起こしてた。

スリランカパワー4




リーダーの掛け声で

スリランカパワー5


瞬殺。




そして・・・

スリランカパワー6

あれ?倒した?




どうやら、これも撤去をお願いされたらしい。スリランカパワーおそるべし。

| イシノマキにいた時間 | 05:15 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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石巻『桃太郎』伝説

さぁ、鬼退治、いや、泥退治。





朝7時。キッチンのカズミちゃんが、これから泥出しに向かう
勇者たちに、昨日残ったごはんで、おにぎりを作ってくれた。


そんな勇者たちを紹介しよう。最初におにぎりを貰ったのが


桃太郎1

   マントルくん


あッ、日本人ですが、呼び名です。そして、次に貰ったのが

桃太郎2

   ダンチョウ



この団の長ってコトではないらしく、団子がチョ~好きなんで
団長、まぁ、正確には『団チョ~』です。最後に貰ったのが

桃太郎3

   ドンちゃん



この流れ、もう分かりますよね?そうです、桃太郎から鬼退治に
付いていくのを条件に、おにぎりで買収されてる、右から

桃太郎4

   犬、猿、キジです


見事に、犬、猿、キジのキャラクターに納まってる。特に
真ん中の猿長、いや、団チョ~。で、さっそく現れた、鬼

桃太郎5

   いや、マサルくんです




4人とも、毎日、泥と闘ってます。石巻版『桃太郎』ならぬ



   『泥太郎』




そんな今日、強力な助っ人登場。IBMという会社のボランティアの
みなさん。今までもデンソー、ブリジストン、ヒルトンなど様々な
企業の人達が、ボランティアに来てくれてるが、今回はIBMの

勇者

  アメフト&ラグビー部合同チーム




メンバーの体つきは、あのZETROSが来た時以来の衝撃だった。
ちなみにZETROSとは、、、

ZETROS.jpg

   でかいトラックです



今日は、この重戦車軍団が、ひたすら泥を土嚢袋に詰めていた。
明日は、この重戦車軍団が、トラックに挑む!!



さぁ、こんな愉快な仲間たちで泥を退治してます。どうですか?
あなたも一緒に泥退治。そして、本日、またまた役者から連絡が
来た。



   「石巻に行きます」



って、ありがたい。


どうやら、今物語『泥太郎』の家来たちは、続々とやって来る
みたいだ。おにぎり・・・もらえるよ。





| イシノマキにいた時間 | 20:16 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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土曜日は、金八先生の日

卒業式。




一週間のボランティア生活を終えて、本日第9陣のみなさんが
東京やら名古屋やら大阪に戻ります。そして、新たに第10陣が
バスでやってきます。


そんなワケで、土曜日のスケジュールはバタバタする。新館は
朝7時45分に卒業式があって、9時半には入学式がくる。なので
金八先生、



   名言言って泣いてるヒマなし




いいですか、みなさん・・・



   人という字ぐらい知ってんだろ!



みたいに、慌ただしい。



第9陣のみなさん、1週間ホントにご苦労様でした。みなさんに
ヒトコトだけ言うとしたら



   戻ってきやがれ!!



第10陣、めっちゃ減ってます。待ってます!んッ?待ってる?
えッ?待ってるって・・・?まぁ、いいか。






| イシノマキにいた時間 | 07:11 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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人のチカラ 2

一本の側溝が開通。




もちろん、まだまだ側溝は繋がってる。繋がってるというか、詰まってる。すべての側溝から泥を出さないと水は流れない。


そんな中で、南北に流れる太くて深い600メートル程の側溝が、スリランカの人たちによって開通した。もちろん側溝だけではなく、ボランティアが入れないような、建物から瓦礫の撤去も並行してやってくれてる。



いま、新館に常駐してるボランティアは、あの道を『スリランカストリート』と呼び、その向いの側溝は、ここ3日間DENSOさんが40人で来てずっと泥を出してくれてる。

デンソー1


デンソー2


スリランカストーリーの向いは『デンソーストリート』



毎日のように、いろんな企業や団体が、側溝の泥出しや瓦礫の撤去をしに、ここ石巻の新館に来てくれて、それでもまだまだ人手が足りてない。



さぁ、次は、ナニストリートが出来るんだろう。


そんな昨日は、スゴイ光景を目にした。

電気

むこ~の方に見えるのは



たぶん、一番上が隊長だろう

電気2

なかなか見れない縦列工事。



電気3

隊長、はえ~~~~!





実は、隊長が一番遅れてたりして。

| イシノマキにいた時間 | 05:50 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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初めての洗濯 in 石巻

さぞ、汚れていることだろう。




ピンクの作業着になって4日が経った。自分で言うのもなんだが
似合ってる。ただ、作業をして町を歩いてると



   「あれぇ、今日はピンクなの?」



と、言われたりする。

いい、ピンクはピンクで、カワイイ&カッコイイのカワッコイイ。
ただ、ガシガシやってるイメージが沸かない。なんか、ちっちゃい
スコップでやってそうなイメージだ。


そんなワケで、ピンクからオレンジに変身するため、ランドリーに
洗濯に来た。そしてオレンジ復活。



   いい匂いがする



さて、明日はオレンジメンだ。


この作業着が汚れれば汚れただけ、町がキレイになっていく、、、
ハズだ。と、コインランドリーでブログを書いてたら



   「福島さんですよね」


と、地元の方から声をかけられた。



   オレ「はい」

   奥様「こないだ、泥かきした後、写真撮られたでしょ?」

   オレ「はい、撮りました」

   奥様「やっぱり!今、その高橋さんに確認したら、まだ
      当分いるって言ってたから」

   オレ「あぁ、佐藤さんの隣の方ですか?」

   奥様「そう、ちっちゃい人」

   オレ「覚えてますよ」


先日、庭の泥出しをした時に「こたえてちょーだい!?」の人?
で、ひとしきり盛り上がった佐藤さんの隣の高橋さんの知り合い
だそうで、コインランドリーで写真大会。一緒に来てた小学生の
子供・・・キョト~ン。


お母さんに『こたえてちょーだい!?』の説明を受けて、更に
キョト~ン。するとご近所さんがやってきて、また盛り上がる。
恐るべし!



   奥様のこたちょ支持率



さて、帰ろう。ミーティングに間に合わない。



| イシノマキにいた時間 | 20:14 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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石巻の絶景ポイント

裏山。






名前はあるんでしょうが、テントを張ってる石巻専修大学の裏に
ある山が、なかなかの絶景。

毎週月曜日に、デリバリー(炊き出しなどを運ぶ)チーフである
ショーイチくんが、ボランティアの希望者を連れて散歩に行く。
ショーイチくんもオジイちゃん並みの早起きで、よくドリップで
コーヒーをいれてくれる。


そんな裏山散歩があるというコトを、火曜日の朝に知ったオレの
わがままで、連れていってもらった。しかも、散歩で山に登って
疲れると、作業に差し障るから



  「ショーイチくん、カブで行こう」



と、バイクでGO。

もうひとり、早起きチームのかずみちゃんも行きたいがバイクに
乗れないのでショーイチくんが中型バイクでオレがカブでGO。



ここで、モテるオトコのストーリー。


バイクの置いてるとこまで行ったら、ショーイチくん「キー忘れた」
と言って、取りに戻った。しかし、ショーイチくんは、キーなんて
忘れてなかった。

別にナニを言うわけでもなく、後ろに乗るかずみちゃんのために

優しさ

   後部座席に毛布



なんやねん、なんやねん、、、その優しさ罪やで!!


さて、そんな優しさに包まれて、バイクで裏山へGO。ここから
4シーンは、文章なしで想像してください。


裏山1



裏山2



裏山3



裏山4


この光景・・・





   オレ、邪魔やん!!





さて、裏山からの景色。町から離れた田園風景も

石巻市内3



石巻市内4



もちろん、町の風景も



石巻市内5



石巻市内8



ココから見る景色は、震災前とそう変わらないんじゃないかと思う。
今度は晴れた日に行ってみよう。

雁



そして、自衛隊の皆さん、いつもご苦労様です。

自衛隊1


自衛隊2





さぁ、今日も泥を出そう。10年後も20年後も、ココから見る町の
景色が変らないように。





石巻市内6












   

| イシノマキにいた時間 | 06:33 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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日本初上陸

その名は・・・ZETROS





このトラック、左ハンドルでございます。デカイのでございます。
そして、ガシガシ土嚢や瓦礫を運んでくれるのでございます。

もう一度・・・その名は

ゼトロス

   ZETROSでございます



そして、このゼトロスを運転&操作するのが、バンちゃん、こと
萬代さん。ゼトロスが日本初上陸ということは、日本で運転した
初めての人。その名は・・・

ゼトロス2

   BANDAI さんでございます



バンちゃん自身も今回の地震の被災者だが、毎日、瓦礫の撤去や
土嚢の運搬を手伝ってくれる。スリランカの人たちをテントから
現場まで、バスに乗せてきてくれるのもバンちゃんだ。


このZETROSを運転するのも、講習を受けなければならないそうで
講習を受けると

ゼトロス3

   ベンツの帽子がもらえるそうだ


明日も、朝からガシガシ働く。バンちゃんは、どんな気持ちで
この町に山のように積まれた瓦礫を片付けてるんだろうか?


明日もZETROSを運転するのは、バンちゃんでございます。







| イシノマキにいた時間 | 20:27 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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入学式

石巻専修大学。



震災の影響で遅れてた入学式が日曜日にあった。とはいうものの
グランドにはボランティアの人たちのテントだらけで、入学式と
いうよりは

入村式1

   入村式?


トラックを囲むようにテントが張りめぐらされてて、かといって
走ってる専修大学の学生を応援するわけでもない。

入村式2


こんな状態で入学式というのも気の毒だが、毎年恒例になってる
らしいのだが、入学式では応援団のOBが新入生にエールを送る。


その応援団のOBの人たちが突如グランドに現れて・・・

   

   フレ~ フレ~ ボランティア

   フレ~ フレ~ イシノマキ

   フレ~ フレ~ ニッポン



それはそれは、感動の光景だった。



と、またまた、その場に居たかのように書いてるが、やっぱり
この時も、泥出しをしてて、見てない。写真もない。


この時の写真持ってる人、大募集。


それと、昨日、後ろ姿だった友人の作業風景。あたり前と言えば
あたり前だが、みんなと一緒に

友人作業1

   ふつうに作業をして


友人作業3

   ふつうに休憩して



友人作業2

   ふつうに片付けて



ふつうに帰っていった。



アーティストがふつうにやるコトは、すごくタイヘンだと思うが
3週目に入ったオレにとって、もの凄く救われた。ありがとう


   黒田さん、晴一さん



3日間お疲れさまでした。ゆっくり休んでください。



さぁ、次は、ダレがくるんだ?そういえば、3人メールが来て
ひとり電話があった。その中の3人共演者だ。乞うご期待!!







| イシノマキにいた時間 | 05:38 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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キレイになるということ

トイレには、それはそれはキレイな女神様。





トイレの神様が弁天様だということを、ボランティアメイトの
ヨウヘイくんから聞いた。


日本昔話しにあるらしく、七福神が、家のどこを守るかという
会議をしてる時に、弁天様が席を外してた。そんなドサクサに
守る部屋が決まってしまい、弁天様が帰ってきた時、六福神が
「あッ・・・」ってなって



   残ってたトイレになったそうだ



で、弁天様、ちょっと逆ギレで「分かったわよ!そのかわりに
トイレを一番キレイにしないと、ただおかないからね!」的な
雰囲気になった・・・そうだ。


ナニが言いたいかというと、側溝には、おそらく、弁天様より
逆ギレして、ちゃぶ台ひっくり返す神様がいてるんではないか
と思いながら、毎日掃除してる。


また詳しく書くが、友人たちは、ガムシャラに側溝掃除をして
作業を終えて、帰路に向かってた。

後ろ姿


  滴り落ちる汗にモーレツに感謝



側溝には、それはそれはキレイな女神様がいてるんだろうから、
今日の2人の友人は、それはそれはステキな歌を歌うだろうなぁ
と、思ったりしてる。




| イシノマキにいた時間 | 20:31 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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電気が通ると明るくなる

いい話が届くと、もっと明るくなる。




PEACE BOAT が拠点としてる場所が、何ヶ所かあって、寝泊り
してるのは、石巻専修大学、春潮楼という老舗の割烹料理屋さん
カスカ荘と呼ばれてる倉庫、この3カ所が主な宿泊施設。


石巻専修大学は、テントを張っての寝泊りなんで、宿泊施設って
いうより、宿泊場所?キャンプ地?なんか、そんな感じ。


もちろん、春潮楼もカスカも津波の被害にあった場所で、建物の
1階部分は壊滅状態だった。その春潮楼の女将さんの話は



   コチラでどうぞ



PEACE BOAT でボランティア活動を終えた人たちは、土曜日の
朝にバスで石巻専修大学、春潮楼、カスカ荘から東京に帰る。

春潮楼から東京に帰るバスが出発する頃、春潮楼の前に、町の
人が、たくさん見送りに来てくれた。



   横断幕に『ありがとう』



と寄せ書きを書いて。それは、もぉ映画かッ!って感じで。
その光景、ボランティアに来てくれた人たちは、一生忘れない
だろうと思う。あッ、あたかも、その場所に居てたかのように
書いてるけど、その感動の場面の頃、いつものように



   泥出ししてて、見てません



見てたら、写真の1枚でも載せてるでしょ。

春潮楼で見送られたボランティアの人、写真があったら連絡
下さい。今度こそ、その場に居たかのように書くから。


| イシノマキにいた時間 | 06:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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こたえてちょ~だい!?

番組終了から5年。




泥出し作業を終えて、とても喜んでもらい、次の作業に行く前に
その家の奥さんに聞かれた。ちなみに、作業をしてる時は、胸に
大きく呼び名が書かれてる。

呼び名


こんな感じで『シゲ』と書かれてるのを見て


   「シゲさんは、ご近所の方?」

   「いえ、東京からです」

   「どこかで、会ったことあったかしら?」

   「初めましてです」

   「あれぇ、なんでかしらね?」

   「たぶん、それは、朝の番組で・・・」

   「あッ、こたえてちょ~だい!?」

   「えぇ・・・はい」

   「だと~~~~思ったぁぁぁぁ」



と、だいぶテンション上がってくれた。最初に、オレが家に行った
時から、言おう言おうと思ってたらしい。そこに、ちょうど、隣の
奥さんが出てきたので、



   「ねぇねぇ、奥さん、この人ダレだと思う?」

   「あッ、田中美佐子の旦那?」

   「ほら、朝の再現の・・・」

   「あ~~~~~~あ、不倫の旦那さん?」


お隣さんは、旦那さんシバリでくる。

しばらく、石巻の奥さんと『こたちょ』トーク。うまく言えないが
そんな日常が日常であって欲しいと思ったりした。





| イシノマキにいた時間 | 22:47 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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インターナショナルチーム

国籍バラバラで来てくれてます。




毎週、東京からPEACE BOATのバスが出てるそうで、そのバスで
来てたら、そのバスで帰れたらしい。残念だ。今回の人が第7陣で
一週間作業したら帰るというサイクル。毎週土曜日に入れ替わる。


そんなワケで、本日、第7陣が帰り、第8陣が来てくれます。オレは
原チャリで来たので、第、、、何陣?大魔神?



第7陣にはインターナショナルチームとして、13人の様々な国の
人が来てくれてた。実にパワフルで、側溝なんかのキツイ作業も、
ガンガンやってくれる。異国の、しかも初めて来る東北・石巻の
ために、ほとんどの人は日本語が喋れない、、、頭がさがる。


そんな彼らは地域の人達に人気だ。昨日は、ある商店の泥出しを
一日中やってた。もちろん、日本人チームも一日中泥と闘ってる。


昨日の作業で、その商店の泥出しがすべて終わるわけではないが
最終日は、どの班も初日とは比べものにならないパワーを見せて
くれる。

インターナショナルチームと日本人の合同チームで、泥出しした
商店の社長さんが、その日の作業の終わりに来て



  今は、何のお礼も出来ませんが、もしも2、3年後に

  東北に来ることがありましたら、是非、立ち寄って下さい。

  その時は、美味いお寿司を、腹いっぱいご馳走します



そう言って、深々と頭を下げられたそうです。



お寿司か・・・食べてないなぁ。


| イシノマキにいた時間 | 05:50 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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新人特集

はなまるマーケットでおなじみですか?





ハードに働いてくれてますよ。深夜バスで仙台にたどり着き、朝イチ
石巻駅で軽トラックに乗せられて、快晴の中、ウインドブレーカーを
着せられて、その日の午後、グッタリしてた。で、3日。

3日目には、なぜか朝のラジオ体操隊長に

ラジオ体操3


ラジオ体操




そして、本日は、作業としては最もキツイが、住民の皆さんには一番
喜んでもらえる側溝作業。危険、キツイ、汚い、臭いの4K作業。

新人2


側溝2


炎天下で側溝作業をやると、完全に魂が持って行かれる。もはや
お見せ出来るような


新人

   役者の顔が1ミリもない


明日は、ちょっと今までとは違ったボランティアをやってもらい
帰京・・・出来るかな?まぁ、帰京してもいいけど、代わりに



   ダレか送り込んでくれ







| イシノマキにいた時間 | 22:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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東松島

お手伝い。





すっかり石巻でのお手伝いが続いてたが、いつもお世話になってる
先輩の実家がある東松島もタイヘンなコトになってると聞き、そりゃ
恩返しせねば!ってコトで、原チャリ飛ばして行ってきた。


東松島1



やっぱり家に泥が入り、畑も泥だらけだったが、ボランティアの
人が、ここでも頑張ってくれてた。20人体制で、畑の泥を出して
くれてたので、出番なく・・・



   おじさん、おばさんと話してた



結局、話し相手で、しゅ~りょ~。なら、まだ良かったのだが・・・
被災した人から

東松島2

   ドーナツもらった



オレは・・・ナニをしに行ったんだ?

手伝ってきたというか、実家に行ってきたコトを、お世話になってる
先輩にメールをしたら、返信が「今度メシ奢るね」と来た。


奢ってもらうのが、実にしのびない・・・。






| イシノマキにいた時間 | 19:44 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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おいッ、嫁!!

あッ、オレのではなく、数馬ックスの。




旦那に持たせた差し入れやけどなぁ、なんやねん、この青汁三昧。
しかも・・・

嫁差し入れ1

   どんだけ長期滞在分やねん!


そんでもって裏返したら

嫁差し入れ2

   遠足で失敗したお菓子か!




キミの旦那、初日の午前中で、魂抜けてたで。

昼顔


でもなんか、その後、逆転してたけど。詳しくは、コチラ


| イシノマキにいた時間 | 06:10 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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感謝。

スリランカの人たち。





ザックリ書くと、スリランカ災害管理省の災害支援チームとして、
日本に来てくれてる。


2004年のスマトラ沖地震の時に、インド洋周辺国では22万人もの
犠牲者が出た。スリランカでも34,000人以上の死者・行方不明者が
出た。


スリランカチームのリーダーは「その時、一番に日本が来てくれて
今も募金をしてくれてる」




   「だから、私たちも来てるんだ」



そう笑顔で言ってくれる。

スリランカ4


昨日も、ボランティアレベルでは危険で、難しい作業を午前中に
終わらせた彼らのパワーに圧倒された。毎日驚かされる。

それ以上に熱い気持ちに感謝。ストゥーティー(ありがとう)




| イシノマキにいた時間 | 05:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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朝・昼・夕・夜

それぞれの表情。





朝の表情。まだ残ってた見事な満月。

朝焼け石巻





そして・・・昼の表情。午前中でグッタリしてるやん。

昼顔



夕方の表情。テント地から見た石巻市街地。

夕暮れ石巻



夜は表情撮れず。野崎くんよぉ・・・キミ、コッチ来てたら
寒さと暗さで、泣いて帰りのバスに乗り込んでるで、、、。

夜部屋


おやすみなさい。


| イシノマキにいた時間 | 21:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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必殺・1回攻撃

東京に戻れたらやってみる。





たくさんの友人知人からメールが来る。みんな、ご苦労様とか
お疲れ様とか、たまに『やっぱり』とか。で、返信するときに
必ず行う攻撃は・・・



   帰ったら1回飯おごって



とか、整体師には・・・


   帰ったら1回マッサージして



とか、美容師、家庭持ちには、それぞれ



   帰ったら1回カットして


   帰ったら1回泊まらせて



たいていみんな『もちろん!』と言ってくれる。なので、今日も
メールが来たので



   帰ったら1回結婚して




さすがに、返信来ず。



| イシノマキにいた時間 | 20:28 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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スリランカの人たち

昨日のスリランカの人。




国旗を掲げて、その日の作業が始まる。別に、この土地、わたし
いただきました。ってコトじゃない。

スリランカ3


スリランカのみなさんは、なかなか手をつけられないハードな
作業や、即席のボランティアでは、ちょっとキビシイ作業を、
イヤな顔をすることなく、淡々とやってくれる。


スリランカ2



2日続けて、深い側溝を担当してくれた。少しづつ、でも着実に
町の排水が通るようになってくる。作業を終えたらバスに乗って
笑顔でテントに帰る。

スリランカ1


スリランカ4


なんか、、、



   アルマゲドンっぽいやん





| イシノマキにいた時間 | 20:06 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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L・L と言うんだそうです

リーダーリーダー。





まぁ、おかしな英語なんですけどね、ひとつの班が5~6人いて、
そこにリーダーがいて、そのリーダーたちをまとめるリーダーって
いう意味なんですわ。なので



  「リーダー!ねぇ、リ~ダ~!」



って、2回呼ばれたわけではないですから。


   

さて、この先に書くことをCM風にいうと、あくまで個人の感想です。
すべての人に当てはまるというワケではありません。



というわけで・・・

今回の震災で、たくさんのボランティア団体が石巻に来てるらしく
PEACE BOATチームも、そのひとつだが、他とちょっと違ってると
感じたのは、かなり、システマチックに機能してる。

というのも、震災6日後には石巻に入って、活動してたので、いかに
早く、住民の人の要望に答えられるかを第一に考えて動いてる。


さて、そのシステマチックな流れは、PEACE BOATは、大きく分けて
クリーン、デリバリー、キッチン、ストア、風呂というセクションに
なってて、クリーンは、家の中の泥出しや、側溝の泥出しを・・・


   なんか、オレ広報?



せっかくなんで、このBlogを読んでくれてる人が、ちょっとでも



  「あら、私もいってみようかしら」



ってなるような、誘い文句を書いてみようと思ったが、なかなか
見つからない。そういう意味では、釜石はスゴイ。

狼煙

   復興の狼煙ポスターって!!



他のポスターはコチラ


さて、話がズレたが、オレは、37人のボランティアとスリランカ
から来てくれた15人、合計53人のボランティアと一緒に、新館と
いう地区のクリーンを担当してる。

53人の他にL・L と呼ばれてる人が新館には4人いる。いや、3日
前から、なんとなく5人目のL・L ができてた・・・そう、オレ。

で、L・L には、リーダーリーダーと、もうひとつ呼び名があるらしい。
Long Life・・・



   ロング・ライフ in 石巻



と呼ばれてる。

まぁ、たしかに、石巻にロングライフの様相を呈してきたが・・・。

そして、猿王の野崎数馬が、ようやくカミカミレポーターを引退して



   石巻に永住するようだ



がんばれNOZAKI。キミの配属班のリーダーは、めっちゃキビシイよ。
そんでL・L ・・・オレやからね。あと、破れたテントと畳5枚だと
どっちがいい?まぁ、来るまでに決めといて。


| イシノマキにいた時間 | 06:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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昨日のテント被災

飛んできた板。



たしかに、昨日の作業中は強風やったけど、テントに?コレが??
飛んできたの???

板

薄いコンパネやん!!




よく、コレで済んだなぁ・・・

テント被災

   にしても、補修、雑ッ!


さて、ピースボートが募集してるボランティアは、基本的には
1週間で入れ替わる。で、宿泊は、広い倉庫を借りて、そこに
寝袋で寝てる。

が、さすがに、それだけだと体もツライので、ひとり5畳分の
畳が支給される。なかなか広々と過ごせて、待遇いいなぁ~と
思いきや、畳って




畳

   このサイズやからね


とはいえ、オレは、その倉庫でもなく、テントだ。FUKUDAさんの
名言を、もう一度書くと、テントは囲まれてるけど、外やからね。


このテント地から見える日没の月は、今は平和で柔らかい明かりを
してるのに。

石巻日没3



明日も天気は良さそうだ。




| イシノマキにいた時間 | 20:15 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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テント被災

なに・・・その模様?




町から帰って来たら、なんか、みんなが親切だった。ナニかを
隠してる感じだ。もぉ、すっかり周りは暗くなってたので、よく
見ないと気づかないが、テントに模様が入ってた。いや



   破れてるやん、コレ!



周りが暗くて、写真が撮れないので、明日の朝にでも載せるが、
完全に破れてる。で、聞くと、今日は風が強かった。



  「えッ、その風で破れたの?」



違った。どうやら、強風で板が飛んできて、刺さってたらしい。
オレは怒った!なんで、なんで・・・



  「刺したままにしとかない!」



いやぁ、コレは、寒いんじゃないの?でも、まぁ、そういえば
Team FUKUDA にいた時に、隊員が自分だけのFUKUDA隊長に
言われた。



 「テントって囲われてますけど、要するに外ですからね」



たしかにそうだ。そんな隊長は、今朝、東京に帰ってしまった。
隊長、、、



   完全に外の生活になりました



さて、どうなる、今夜?





| イシノマキにいた時間 | 19:58 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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人のチカラ

感動した。



何度か書いたかもしれないが、ボランティアは、地域の人たちからの要望に、なるべく応えられるように活動する。もちろん出来ることと出来ないことがあり、ほとんどが人力だ。


いま、担当してる地域は、新館地区だ。かなりひどい状態で、津波の高さは2メートル50センチを超えたそうだ。そうです、ジャイアント馬場が沈むんです。



そんな地域は、建物がこんな感じになってる。

新館地域



今日、最初に見てきた現場は、家に入った泥を掻き出す活動だ。正直ひどかった。ひどい状態だったので、通常は1班づつなのを、この建物は2班合同で入った。ただ、それでも、人力の限界を超えてるんじゃないかと思った。

泥出し



もちろん、車は無理だが、奥の家の中に入った泥を出すという過酷な作業だ。前日に、場所とタイヘンだということだけ伝えられて、現場に行って、初めてこの状態を見て、

泥出し1

ボランティアのメンバーが呆然としていた。



中に入って、更に・・・

泥出し2



泥出し3

ガラスは散乱してるし、なんといっても泥が固まってて、コレをどうするの?という状態だった。



そして、オレは担当する側溝に向かった。いわゆる排水溝の泥を掃除する。コレはコレでタイヘンだが、少しの区間でも水が通り出すと喜びもうまれる。今日は、全部で200メートル弱の泥掃除を完了し、朝の現場に行ってみた。



なぜか、感動した。



あの家が

泥出し5


泥出し6

あいつら、、、すげぇ。



しかも、ここを終えて、新しく別の場所も泥出しをしてた。もちろん、これで住めるわけではないが、家主さんは、ほんとうに喜んでくれる。



実は、ボランティアは基本的に1週間でローテーションを組んでる。今日は、その最終日だった。構築されたチームワークもあるだろう。でも、あれはそんなんじゃなく、たぶん、愛だと思う。



もちろん、彼らだけではなく、たくさんの班が、こうして一軒一軒、少しづつキレイにしていってる。もちろん、まだまだだが、今日も少しだけ復興に向かった気がした。



| イシノマキにいた時間 | 19:25 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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仕事がない役者さんへ

お尋ねします。




仕事がある役者さんもですが、もし『Team FUKUSHIMA』って
立ち上げたら、参加できたりします?


というのも、1軒の家を5~6人で、平均2日がかりでキレイに
してる。半壊の家が3万軒以上。まだまだ闘いは長い。


仕事の入ってない1週間をボランティアとして、家の泥出しとか
クリーン作業をしに、東京からワゴン車で石巻に来ませんか?


リーダー&ドライバーFUKUSHIMAが送迎します。


宿泊は、、、今はテントですが、ゆくゆくは、屋内で寝袋という
構想を持ってます。1週間チームで自炊です。


さて、行けるという役者さん、タレントさん、お笑いさん大募集。
スケジュール調整、相談に乗ります。この輪が広がれば・・・


   芸能界、復興部発足


いかがでしょうか?知り合いの方、メール下さい。初めましての方
ツイッターなどで返信ください。



   コチラまで



あッ、大事なこと忘れてた。石巻に行けないけど、ワゴン車とかを
寄付してくれるお金持ちの人も大募集です。



あくまでも、構想中です。



まずは・・・雨からの避難だ。テント、浸水中。

| イシノマキにいた時間 | 19:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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雨と風が強くなるそうです

作業はツライが・・・。




田畑の塩害(海水が田畑に入って、作物が植えられない)の塩分を
薄めるには、必要な雨なのです。


ボランティアというのは、基本的に現地の住民の方がやって欲しい
コトをやっていく作業です。なので、炊き出しもそうだし、病院の
送り迎え、整体、カット、入浴、子どもと遊ぶ等々。

そんな中で、一番多い要望は、家に入った泥をかき出して、また家に
住めるようにして欲しいという要望だ。なので、泥を運ぶ。ひたすら
運ぶ。そして家をキレイにする。一番多い、一番過酷な作業だが



   本当に喜んでもらえる



もちろん自宅が多いが、お店もある。そんな中で、今日行ったのは
ホテル。えっと・・・宿泊オンリーではなく

土嚢出し2

   休憩とかもあるホテル


一見、なんともないように見えるが、中はグチャグチャだ。まさに
泥沼の愛憎劇・・・別にうまくも言うてないが。


今回は、東京から来てくれた支援団体のみなさん30人を任された。
まだ、来て3日目でリーダー。どんだけ先頭に立ちたいねん、オレ!

土嚢出し4


土嚢出し5


こんな土嚢が各部屋(ルーム)の前に山積みになってる。軽~く
1000個を超える。それをトラックに積んで捨て場に運ぶ。

土嚢出し3

そして、この土嚢が水を含んだ泥なので重い。みんな腰を痛める。
まぁ、ホテルに来て腰を痛めるのは、



   本望といえば本望だが・・・



さっきよりは、ちょっと、うまいこと言うたな、オレ。


この泥を出しただけでは、まだまだホテルが再開できる状態では
ない。泥だけじゃなく、中のモノを全部捨てなければならない。



いつか、このホテルがリニューアルした時、また来ようと思う。
今度は、腰を痛めないように万全を期して来るぞ!!

作業は、雨が降りだして終わった。



今夜は荒れるらしい。テントが浸水したり、飛ばされないように
補強しなければ、パソコンとかもあるし・・・



   えッ、避難するの?



どうやら、本格的に降るみたいだ。


| イシノマキにいた時間 | 19:47 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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感情が分からない

2ヶ月経った石巻、門脇地区。





石巻の中でも、ほぼ生活が戻ってる地域もあって、商売を再開
してる人たちもいる。


そんな中、津波の被害が一番ひどかった門脇地区に連れて行って
もらった。

2ヶ月も経って?と思うのか、2ヶ月しか経ってないからね!と
思うのか。日和山からの風景を見た時、涙は出なかった。言葉に
詰まったわけでもなかった。感情がわいてこなかった。


日和山から


こんな風景を目の前にしてるのに、オレおかしいんちゃう?と
感じたのが正直な思いだった。



門脇地区1


門脇地区2


ナニを感じたら正解なんやろ?答えが見つからなかった。いつか
答えが出る日が来るんかなぁ?



明日は、家の中に入った泥や、道路の溝につまった泥をすくって
土嚢に入れて捨てる作業を手伝いに行く。この作業は、今までも
ずっとやってるそうだが、終りが見えない果てのない作業らしい。


さて、明日に備えて寝よう。



| イシノマキにいた時間 | 22:46 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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Team FUKUDA は・・・

基本ひとりです。




人が集まると、必ず現れる『イジラレキャラ』的な人。もちろん
FUKUDAさんがそうかというと、たぶん、、、そうです。まず、
チームなのにひとり、この時点でイジラレ感満載。


そんなFUKUDAさんが任された仕事が『ヘリ用燃料』の運搬って
いやいやいや、そこは、もうひとりシッカリした



   イジリキャラが必要でしょ!



というワケで、Team FUKUDAにFUKUSHIMA入門。200キロある
ドラム缶を6本とカラのドラム缶4本をトラックで運搬してきた。

ひとりFUKUDA





『Team FUKUDA』午前中の任務完了。


本日、くもり。雨が降ると『マッドバスターズ』はタイヘンだ。いや
炊き出しも、側溝掃除も、移送も、みんなタイヘンだ。

まだまだ人は足りてない。やることは山ほどある。





| イシノマキにいた時間 | 12:18 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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