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福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

毎日が攻めの姿勢

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山小屋の男 ⑬

水道のありがたさ。



今は、雨水を溜めて使っています。飲み水はもちろん食事や洗い物も雨水です。




水道の蛇口からは水は出ず、タンクから小出しにします。




6月下旬の小屋開きが来て、登山シーズンになると、水道から水が出るようになります。今日は、そのための作業。

知ってますか?『北の国から』の黒板五郎が、沢の水をパイプで通して、純と蛍が、水を汲みに行かなくてよくなる感動のシーン。

まさに、アレです。

もちろん、北岳山荘にやってくる登山者の皆さん(ピーク時は300人越えて泊まる)のための水道なので、五郎さんと純、蛍の3人が過ごせる水の量では間に合わないので、沢の水をパイプで通してからポンプで汲み上げます。

ポンプは電動です。電動で汲みあげるためにはポンプを動かす配電盤が必要になります。つまり、配電盤を持って沢まで下ります。


配電盤は3つ。作業人員が、ウマさん、リッキー、よっちゃん、そして、オレの4人。一人一つの配電盤を持ち、ウマさんは工具を持って・・・




配電盤の重さで、ちょっと笑っちゃってます。




沢までの道は、去年も作業をしたウマさんしか知りません。ウマさんを先頭に登山道ではない急な岩場の道を下っていきます。




さらに、道なき道を進みます。




道なき道といえば、アントニオ猪木の名言です。「この道を行けばどうなることか、行けばわかるさ」



行き止まり。


道なき道が・・・道なさ過ぎ。



ウマさんもうろおぼえでした。


ウマさん慌てるの巻。



配電盤、一旦降ろすの巻。


配電盤の設置場所は3ヶ所、100メートル下る毎にあります。

標高100メートルって、ものすごい下ります。落ちるように下ります。それが3ヶ所で300メートル。

という事は、帰りは、また登るのです。

昨日の、農鳥小屋から間ノ岳の高低差が400メートル弱です。



アレを降りて、帰りは登ります。


登る事を考えてはいけない!今は目の前の配電盤を取り付けることに集中だ!!







ここに・・・



こう。




そして、最終の設置ポイントの沢に到着。標高2600メートルの苔天国。












さすがに、五郎さんも300メートル下った場所から、水は汲みあげられないでしょう。

急斜面での作業。




沢から水は引くのですが




必要以上の水は、もちろん沢に戻します。




本日の作業は、いろいろなトラブルを乗り切ったものの最後の最後にタイムアップ。帰りの登りは、1枚も写真を撮る元気なし。なんとか登ったものの、そのまま賄い当番。

人生、山あり谷ありなんて言うけれど、登山の方が山あり谷ありだぞ。

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山小屋の男 ⑫

朝さんぽ。



気圧のせいなのか、年齢のせいなのか、それとも単なるサボリなのか、朝がツラかった。昨日の休みに、登山が人生以上にシンドイと感じたので、こりゃ、克服せねばイカンと、久しぶりの朝さんぽ。

なにより、昨日は9時にはオチて、朝5時まで一回も起きなかったので、ビッタリの8時間睡眠。体と頭が軽い。

あ、頭は、もともと軽い。


天気も快晴。朝食までの1時間で、目指すは中白根山山頂。




朝富士。




朝、ブロッケンJr.




ブロッケン現象は自分の影が雲に映る現象。ブロッケンJr.は、自分の影が、遠くの岩に写る現象を勝手に命名。




北岳山荘と北岳稜線。




そして、昨日、ちょっと分かりづらかった槍ヶ岳。手前に仙丈ヶ岳




その間から槍ヶ岳。iPhoneの限界。




薬師岳、観音岳、地蔵岳の鳳凰三山と呼ばれてる山々。




結局、中白根ちょい手前でタイムアップ。明日は北岳の稜線にチャレンジ


予定。

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山小屋の男 ⑪

3000メートルを超える瞬間。



南アルプスには、3000メートル級の山がいくつかあって、日本で2番目に高い北岳と3番目に高い間ノ岳(あいのだけ)がある。

北岳、3192メートル。

間ノ岳、3190メートル。


山小屋の準備を始めて1週間。初めての休日。快晴。これは、もぉ、登山でしょ!ということで、日本で3番目に高い山、間ノ岳の山頂から富士山。




間ノ岳からしばらく下っていくと2999メートルの山、三峰岳(みぶだけ)がある。



頂上に立つと、腰から上が3000メートルという事になる。



だいたいこの辺が3000メートル。



全身が3000メートルを超える瞬間。




本日は、見事な快晴で、これは、なかなか写真では伝わらないとは思うのだが、三峰岳からは、北アルプスの槍ヶ岳まで見えたり







間ノ岳を越えて、農鳥小屋では、50年前から、ここで小屋を続けてる小屋の主にラ王とココアをご馳走になったり




登って降りて、また登った間ノ岳。




そして、間ノ岳から見た北岳。







山登りを人生に例えたりする人がいるが、今回、間ノ岳~三峰岳~三国沢越え~農鳥小屋~間ノ岳~北岳山荘を登ったり下ったりして思った!

オレの人生より、山登りの方がタイヘンだ。

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山小屋の男 ⑩

山の神、風をよむ。



北岳への稜線に立ち










明日からの天気を感じとる。


明日の天気は・・・



ウマのみぞ知る。

| ドラメンタリー | 19:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山小屋の男 ⑨

山の食事。



これまでの人生で、人のためにメシを作るというのは数えるほどしかなく、去年までは、BBQの時のラストに焼きそばを作ったぐらいしか覚えてない。

ただ、今年の1月に漁師をしてる時に、石巻の浜の大将・石森さんに、魚の煮物や牡蠣を使った料理を教えてもらって、料理の楽しさというのも感じた。

石森さんが言うには、料理は、センスと愛情だそうだ。

あれから4ヶ月、楽しさを忘れた頃に、また料理と向き合う日々がやって来た。

北岳山荘には賄い当番がある。網にかかった魚の煮付けを作るというのとは違って、たった一人で献立を考えるとこから始めて、1時間で作らないといけない。

これは、まだ楽しむ事の出来ない未知の世界だ。しかも、現在6人(一昨日まで7人)で賄い当番を回すと、朝、昼、夜と各1人づつなので、2日に1回、料理を作る時間がやってくる。

レパートリーが見つからない。

最初の賄い当番は、大阪のソウルフードである『お好み焼き』で乗り切った。ラッキーな事に、卵はもちろん、長芋もキャベツもあり、桜えびやかつお節まであった。もぉ、お好み焼きを作りなさいと、北岳の山の神が言ってるに違いない。

お好み焼きの作り方というのは、大阪の人間にとってはカラダに染み込んでいて料理というカテゴリーには入らない。むしろお好み焼きの作れない大阪人は、大阪人にあらず。なのです。


そんなワケで、大いに盛り上がって1回目の賄い当番を切り抜けた。唯一の心残りは、お好み焼きの写真を撮り忘れた事だ。

2回目は、お昼にやって来た。

1週間近く、この北岳山荘の愉快な仲間たちと過ごしていると、多少の冒険は許されそうな雰囲気があり、そこで、チャレンジしたのが

オムライス!!

オムをライスに乗せる、あの料理だ。お好み焼きを作れるオレに出来ないワケない。オムライスのイメージは出来ている。そぉ



こんなヤツ。

中身は、鶏肉、タマネギ、ニンジン、ピーマンそして、白飯、材料は全て揃っている。そして、いざ調理タイム。時間は1時間。

オムライスの醍醐味は、オムの上にケチャップでメッセージを描く事である。まずは、ウマさんへのメッセージ。




次々と6人分を作らないといけないので、慌ててオムが、うまくいかない。キッチンで、孤独な闘いだ。



煙まみれのオレを鼻で笑いながら撮影するウマさん。


慌てるとダメだ。完全なる失敗オムには『失』と書いたつもりが



『笑』みたいになってる。


もう一度書いておこう。オムライスのイメージは出来ている。




最悪でも、こう。




あまりのイメージからかけ離れた出来に、みかねたウマさんが、オムだけを作りにキッチンにやって来た。オレに言わせれば、シャシャリ出てきた。

ただ、さすがにシャシャリ出てくるだけある。見事なオムだ。ハートのメッセージはオレから



人妻のアメちゃんと独身のサッちゃんへ。


何日か前の朝食は、サッちゃんが、フレンチトーストを作ってくれた。



カフェかッ!という朝食に全員のテンションが上がってた。


あ、オムライスの時は、みんなテンションの持って行き場が分からない感じだった。


次の賄い当番は、フレンチのフルコースでも作ってみようと思う。

| ドラメンタリー | 12:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山小屋の男 ⑧

ブロッケン現象。




今朝は、青が鮮やかな空でした。




北岳山荘と稜線。



中白根山と間ノ岳。その先に農鳥岳。


朝食後、2日間、環境と山の動物調査に来られたお二人が、北岳山頂経由で調査をしながら下山に向けて出発しました。北岳山荘に来て初めて人を見送る瞬間は『何事もなく無事下山しますように』と心から願いました。









後ろ姿が小さく見えます。


本日の作業を終えて休憩してる時に、うまさんとサッちゃんが、山の天気を見ながら

うま『ブロッケン見れるかもね。』

サッちゃん『そうですね、見れそうですね。』

と、意味不明な会話。サッちゃんに連れられて、稜線に出ると、山の天気は曇ってたり晴れてたり







サッちゃんが太陽を背にしながら『見えてます、見えてますよ!』と言った先は雲で真っ白。その真っ白な雲に






僕の影が浮かんでいます。


この虹に囲まれた自分の影が写る事を、ブロッケン現象と呼ぶそうで、これ、めったに見れないそうです。

ものすごいラッキー

サッちゃんは、今年から北岳山荘で働いているヤマオンナ。サッちゃんに「サッちゃんは、山ガールなの?」と聞くと「いえ、ヤマオンナです。」と返ってきた。山ガールという軽いタッチではなく、根っからのヤマオンナだそうです。

明日、サッちゃんは休みなので、きっとガシガシと山を登っていくでしょう。

| ドラメンタリー | 17:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山小屋の男 ⑦

ソフトバンクさん、いかがですか?



北岳はdocomoは繋がるが、ソフトバンクはゼロ電波状態。そんな昨日、お父さん犬の岩見つけました。



あそこにアンテナあると繋がるのになぁ・・・

| ドラメンタリー | 10:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山小屋の男 ⑥

シャッターチャンスを待つ・・・




北岳山荘では、外作業や休みの日に山に登った時に動物を目撃すると、どの地点で、とんな状態(1匹なのかツガイなど)なのかを日誌につける。

本日の外作業では、雷鳥を確認。雷鳥も、僕に気を遣ってくれて、シャッターチャンスを作って待ってくれていた。iPhoneの限界で、小さくしか写ってませんが



岩の上に止まって待つ雷鳥。


もぉ、いいのか?と、僕に問いかけてくる雷鳥。




そして、ちゃんと飛んでくれる。




そんな空気の読める雷鳥もいれば、今朝の全体ミーティングの前に、昨日の確認を4人でしていたので




なんか、ボンヤリした顔のリーダーが『お願い、もう一枚撮って・・・』と、シャッターチャンスを無理やり作ってくるので、仕方なく



顔だけ、不自然にキメ過ぎだろ!


雷鳥の自然なシャッターチャンスとリーダーのゴリ押しのシャッターチャンス・・・楽しいメンバーで小屋開きの準備をしています。


本日は、みなさんが安全に登山出来るように、リーダーに連れていってもらい、登山道にロープを張る作業を手伝わせてもらった。



北岳山荘を遠くに見ながら。


先頭にうまさん。2番手に今回、一緒に山小屋に入った長田くん。







なかなか股間がヒヤッとする岩場での作業。こんな場所です。









ここでは頼れるリーダーでした。













作業を終えて、リーダーは出張のため下山。

3人で北岳頂上を目指す。




そして、到着した山頂は






真っ白でした。


天気のいい日に、リベンジを誓って北岳山荘まで下山。

下山中のヒトコマ。

登山道に男物のパンツが落ちていた。少し隠れた岩場だったのと、周りの状況から、おそらく腹痛に耐えられず、この場で用を足したのだろうと思われる形跡が・・・長田くんが、そのパンツを手に取って、ビニールに回収して、それを持って下山。


山を愛する男が取る行動、汚れたパンツを手にして歩いてるのにカッコよく見えた。


みなさん、山に入る時は、体調万全に、そして、愛を持って登って下さい。なにより、ご安全に!


北岳山荘、そんなメンバーでお待ちしています。

| ドラメンタリー | 17:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山小屋の男 ⑤

テーブルクロス。



南アフリカにテーブルマウンテンと呼ばれる山があります。山頂が、テーブルのように平らであるところから、そう呼ばれている。



(写真:朝日新聞社)


本日の富士山は



微妙にテーブルクロス。




本日も安全に小屋開き作業。

今日はリーダーのナオさんが名古屋への出張のため一時下山。きっと、美味しい土産を持って・・・訂正、きっと美味しい土産を、たくさん持って帰ってきてくれるだろう!!


| ドラメンタリー | 07:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山小屋の男 ④

うまのまことの休日。



まだ山小屋はオープンしてません。冬期は『冬期部屋』と呼ばれてる無人の場所に泊まることも出来ます。泊まるというよりは、とどまるという感じ。

この時期は、まだ山小屋の準備中です。もちろん山に登ってくる人はいます。テントを張る人もいれば、冬期部屋を使う人、急遽、泊まる人も稀にいるそうです。

ここ北岳山荘は、山小屋としては大きな規模です。



まだまだ雪も残って冬です。


今朝も、まだ氷点下でした。窓側は、晴れるとちょっと春っぽいです。







小屋開きまで、今は7人で作業してます。また、そんな作業も紹介していこうと思っていますが、本日は・・・



ウマさんの休日。


小屋開きまでの間も、7人で順番に休日を取ります。山に登る人もいれば、ゆっくり過ごす人もいる。昨日は、ウマさんが休日の日。うまさんは、どうしてるのだろう?山に登ったのだろうか?

ん?



あれは?



ウマさん?







うまさんから見た休みの風景。

正面。




右に北岳(あの山の先)




左に間ノ岳(あいのだけ)中白根山、農鳥山(のうとりやま)



くつろいでました。

休みではないメンバーは、みなさんがゆっくりと休めるスペースを作っています。



冬の間に上げていた畳を各部屋に敷きます。



その後、布団や枕にクリーニングしたカバーをセットしていきます。


僕の休みの日には、北岳を目指す!!

| ドラメンタリー | 19:41 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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